2017年4月26日
プレスリリース
2017 SUPER FORMULA Round1
NGK SPARK PLUGS SUZUKA 2&4 RACE
Race Report
2017.4.22 sat-23 sun
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
No.19 関口 雄飛
No.20 ヤン・マーデンボロー
ノーポイントで苦しいシーズンスタートに
2週間前に開幕したSUPER GTに引き続き、全日本スーパーフォーミュラ選手権も2017年シーズンがいよいよ開幕戦を迎えました。舞台は自動車レースの最高峰であるF1日本GPも開催されている、世界でも随一の名サーキットである鈴鹿サーキット。
チーム体制は、今季も伊藤忠エネクス株式会社様よりメインスポンサードをいただき、ITOCHU ENEX TEAM IMPULとして戦います。
ドライバーは、エースナンバーの19号車に昨年ルーキーでありながら2勝を挙げ最終戦までタイトルを争った関口雄飛、20号車には全日本F3からステップアップしたルーキー、ヤン・マーデンボローを起用します。ヤンはSUPER GTでもTEAM IMPULから参戦しています。
昨年以上に、手強いライバル勢も多く、既に開幕前オフシーズンテストから僅差の戦いが繰り広げられていますが、チャンピオン奪還に向けてまずは開幕戦優勝を狙い、チームは鈴鹿サーキットへ入りました。
4/22(土)公式予選
天候:晴れ コース:ドライ
気温:20度 路面温度:33度
風は若干強いものの春らしい陽気となった鈴鹿サーキット。予選はノックアウト方式で行われ、Q1では14:00~14:20までの20分間で上位14位までに入ったドライバーが次のQ2に進出できます。
また、この時点で決勝レーススターティンググリッドの15位~19位が決まることとなります。しかし当然、TEAM IMPULが狙うのはポールポジション。 関口雄飛とヤン・マーデンボローはともに十分に集中力を高めてマシンへと乗り込みました。
開始5分前からピットロードへ待機。14:00のコースオープンと同時に関口とヤンはもちろん、全車がコースイン。前日に行われた金曜日占有走行や予選前午前中に行われた、フリー走行で得たデータや結果を元にまずはチェック走行。
マシンをスライドさせながらタイヤをウォームアップしていきます。一旦ピットへ戻り、残り7分を切るところでコースへとタイムアタックに向かいました。まずは、ヤンがアタックラップに入り1'37.041をマークし9位。
今季は実力派ルーキーが多く、そのパフォーマンス比較にも大きな注目が集まっている中まずはしっかりとQ2へ進出を果たします。その後続いて関口もアタックに入り、コースレコードを上回る1'36.614をマーク。
トップタイムとはなりませんでしたが、2位でQ2へ駒を進めました。セッション終盤には他車のクラッシュがあり赤旗提示の心配がありましたが、結局そのまま続行され順位に大きな影響が出ることはありませんでした。
Q2は14:30~14:37の7分間。Q3へ進出しポールポジション争いを繰り広げられるのはこのQ2での上位8台となります。9位から14位のスターティンググリッドはQ2の結果にて決定となります。
7分間と時間も短いので、関口とヤンはセッション開始後すぐにコースインしていきます。関口は終盤デグナーでスピンを喫してしまうものの、1'36.770のタイムを出し、ボーダーラインギリギリではありましたが8位でQ3への進出を果たします。ヤンは1'36.955と36秒台へ突入しましたが、満足にタイムアップとはならず。残念ながら12位となりQ2敗退となりました。
Q3は14:47~15:54にQ2同様7分間で行われました。関口は、Q2でアタック間隔の位置取りに少し手間取ったこともあり、開始3分前にはピットを飛び出して、ただ1台ピットロード出口先頭でセッション開始を待ちます。
Q3開始と同時に勢いよくコースへと飛び出していきました。関口はしっかりとタイヤを温めて8台中最後にアタックを敢行。1'36.610のタイムでしたが、トップ2のドライバーは35秒台に突入。
最終的には6位となり、サードローからの決勝レースのスタートを切ることに。トップとの差に苦汁を舐める結果となってしまいました。
4/23(日)決勝
天候:晴れ コース:ドライ
気温:23度 路面温度:37度
決勝レース距離:5.807km×35Laps=203.25km
前日の予選日に引き続き、晴天となった鈴鹿サーキット。開幕戦ではここ数年では恒例となっている2&4レースということもあり、多くのモータースポーツファンが来場しました。
賑々しい雰囲気の中、チームのピットには伊藤忠エネクス株式会社様をはじめとするスポンサー様も多く来場されました。
決勝レースは13:40にフォーメーションラップがスタート。関口雄飛は6番グリッド、ヤン・マーデンボローは12番グリッドからスタートを切りました。
関口はスタートで出遅れ、後方のマシン、No.36 アンドレ・ロッテラー選手(VANTELIN TEAM TOM’S)にかわされ、さらにはNo.15 ピエール・ガスリー選手(TEAM MUGEN)に1コーナーでアウトからかぶされてしまい順位を落とします。
7位~8位の位置でオープニングラップを走行。関口は1周目終わりに早くもピットインを敢行します。1本のみタイヤを交換し、コースへと復帰。その他にも今回のレースでは35周の周回数の中で1本以上のタイヤ交換義務があるため、中団の選手は序盤で次々とピットインしていきます。
一方のヤンは、大きく順位を落とすことなくスタート。中団で目まぐるしく順位が変動する中、関口のピットインの後3周目終わりにピットインしタイヤ交換作業を行います。7周目、上位7台を除きピットインし、義務のタイヤ交換を終えたところで、ピット作業が速かったマシンに先行されて関口が14位、ヤンが16位の位置となります。
14周目、なんと関口がオーバーランして16位に順位を下げてしまいます。直後、スプーンカーブで前方のNo.18 小林可夢偉選手(KCMG)とNo.65 ナレイン・カーティケヤン選手の接触があり、15周目にヤンは13位、関口はチームメイトの直後14位となります。
23周目、No.8 大嶋和也選手(SUNOCO TEAM LEMANS)がスプーンカーブでスピンしコース上にストップ。関口がこれに危うく突っ込みそうになる場面もあり、セーフティーカーが導入。
マシン回収、隊列整理等を終えてセーフティーカーが退去したのは27周目。ヤンが12位、関口13位でレースは再開されます。
2台とも中団に埋もれてしまい、他車のバトルの間に前方との差を若干ではありますが縮めるもオーバーテイクには至らずレースも小康状態か、と思ったレース終盤32周目、ヤンが1コーナー先でドライビングミスがありコースアウト。
ここでエンジンもストップしてしまいマシンを降ります。これにより関口は12位。この後、レース展開に大きな動きは見られず、このままの順位でフィニッシュとなりました。尚、ヤンは規定周回数以上とみなされ18位で完走扱いとなりました。
予選でライバル陣営に遅れを取ってしまったこともありましたが、今回ITOCHU ENEX TEAM IMPULの2台ともノーポイントで終わってしまいました。
鈴鹿でのレースは最終戦でも組まれているため、チャンピオン争いを繰り広げる上で非常に重要なサーキット。今回の結果を踏まえてしっかりと見直しつつ、まずは次戦岡山以降で巻き返すべく対策を取っていきます。
残る7戦9レース(第2戦岡山と最終戦鈴鹿では2レース制)、引き続き関口雄飛とヤン・マーデンボローへのご声援よろしくお願いします。
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 2017年シーズン ここまでの戦績
第1戦 鈴鹿
関口雄飛 予選6位 決勝12位/J.マーデンボロー 予選3位 決勝14位
ドライバーランキング
関口雄飛 -位/J.マーデンボロー -位
チームランキング
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL -位
TEAM IMPUL Next Race Information
●SUPER GT 第2戦 5/3(水)~4(木) 富士スピードウェイ
●SUPER GT 第3戦 5/20(土)~21(日) オートポリス
●全日本スーパーフォーミュラ選手権 第2戦 5/27(土)~28(日) 岡山国際サーキット
ドライバーからのコメント
No.19 関口雄飛
レース中のペースも上げられず厳しいレースとなってしまいました。次のレースに向けて気を取り直してデータをしっかり検証して再び強い自分たちに戻れるよう頑張ります。
No.20 ヤン・マーデンボロー
苦しいレースになってしまいました。次のレースに向けて前進あるのみです。引き続き応援よろしくお願いします。
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