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MotoGP:「絶対に必要な」グランプリ形式の変更を望むドビジオーゾ

2017年04月26日 16:52  AUTOSPORT web

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アンドレア・ドビジオーゾ/ドゥカティ・チーム
ドゥカティのアンドレア・ドビジオーゾは、グランプリ形式の変更が「絶対に必要」と主張するMotoGPライダーのひとりである。

 予選Q2の12番グリッドのうち10番グリッドまでが3回のフリー走行でのタイムをもとに決定され、13人のライダーはQ1でQ2での残り2つのグリッドを賭けて戦う。

 LCRホンダのカル・クラッチローは昨年、この方式は各セッションの終盤に新品タイヤを使用することにもなり、時間の無駄だと指摘したが、2017年シーズンには何の変更も行われなかった。

 カタールGPとアルゼンチンGPでの荒天でこの形式はスケジュール上白紙に戻されたが、ドビジオーゾは土曜日のフリー走行3回目の結果だけでQ2進出を決めるよう変更を再度呼びかけた。

「僕はシステムの変更が必要だと考えているライダーのひとりだ」とドビジオーゾは語った。

「昨年から何度も働きかけているが、今のところ検討されていないようだ」

「でもアルゼンチンで再度この件を持ち出したら、今回はライダー全員から十分なサポートがあった」

「僕たちは取り組んでいるところだが、実現は簡単ではなさそうだし、いつになるかも分からない」

「でも僕としては、これは絶対に必要な変更だと思うんだ」

 ドビジオーゾは形式を変更することでショーアップの点では見劣りがするかもしれないことも認めた。

「もし形式を変更したら、金曜日のフリー走行は退屈で見る価値のないものになるかもしれない」とドビジオーゾ。

「それどころか、今のシステムでは準備と調整の時間がない。なぜなら各セッションの終わりには速いタイムを出して上位10位内に入り、(Q2に)進めるようにしなければいけないからだ」

「そのためには多くのタイヤを使わなければならないし、セッションを終える前に速いタイムを出さなければと意識していなければならない」

「各セッションでは3周ずつ走行するが、そのうちの1周でタイムを出さなければならないとしたら、バイクの調整ができるのは残りのたった2周だけで、すべてのタイヤを試すことができないんだ」