4月25日、アストンマーチンは一本の動画を公開した。場所は、イギリスはサウスウェールズに新たに建設されたアストンマーチンの新工場だが、ここに6500万ユーロ(約79億円)相当のアストンマーチンの名車たちが集結した。
動画はストーリー仕立て。サウスウェールズにはこの4月、セント・アサンという街にアストンマーチンの新工場が建設されたが、この工場に向かったのは、WEC世界耐久選手権でアストンマーチン・レーシングのワークスドライバーを務めるニッキー・ティームとダレン・ターナー、そしてアストンマーチンのチーフエンジニアを務めるマット・ベッカーだ。
3人はセント・アサンの工場に着くと、6500万ユーロ相当のアストンマーチンの名車たちを、警備員が居眠りしている間に勝手にドライブしはじめてしまう。工場の床に黒々とブラックマークをつけた彼らは、さらにはLMP1に挑戦したローラ・アストンマーチンB09/60やV8バンテージ等、続々とマシンを乗り回しアストンマーチンの名車たちのエキゾーストノートを響かせる。
工場にはやがて、アストンマーチンCEOのアンディ・パーマーが訪れ、ブラックマークを見つけたパーマーは警備員をしかり飛ばす……というストーリー。当然“ヤラセ”ではあるのだが、アストンマーチンの名車を存分に楽しめるストーリーだ。