スズキのMotoGPテストライダーである津田拓也が、第3戦アメリカGPで負傷したアレックス・リンスの代役で第4戦スペインGPに出場する見込みだ。
リンスは、アメリカGPフリー走行3回目で転倒した際に左手首を骨折。回復に6週間から8週間かかるとみらており、ヨーロッパラウンドの数戦も欠場が予想されている。
現在リンスはバルセロナの自宅に戻っているが、腕の腫れが引くのを待って重複骨折の手術を受ける予定だ。
リンスが欠場した場合、津田はスペインGPでMotoGPデビューを飾ることになる。
スズキが2015年にMotoGPに復帰して以来、津田はスズキのMotoGPテストライダーを務めており、昨年11月のバレンシアテストやセパンテストにもフル参加。へレスでのテストに参加するためにスペインGP入りは以前から予定されていたとみられている。
津田が参戦している主なカテゴリーは、全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスと鈴鹿8時間耐久ロードレースで、先週行われた全日本ロード第2戦鈴鹿では2位表彰台を獲得。また、2014年にはスズキから出場した鈴鹿8耐でポールポジションを獲得した経験もある。