2017年4月26日
プレスリリース
ポルシェカレラカップ ジャパン 2017 第3-4戦プレビュー
東京.ポルシェ・ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップ・ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップ・ジャパン 2017シリーズ第3戦、第4戦モービル1チャレンジを、富士スピードウェイ(静岡県)にて2017年5月3日(水・祝)、4日(木・祝)に開催いたします。
4月8日、9日に岡山国際サーキットで幕開けした今シーズンのPCCJは約1ヶ月のインターバルを経て第3戦と第4戦の「モービル1チャレンジ」を富士スピードウェイにてSUPER GT第2戦との併催で行う。
富士スピードウェイは全長4.563㎞で、約1.5㎞のメインストレートに加えて、タイトなコーナーが連続するテクニカルセクションを持ち合わせている。
見どころの一つは、最終コーナーの立ち上がりで、ここの攻め方がメインストレートの最高速に大きく影響し、スリップストリームを使ったエキサイティングなオーバーテイクを見ることができる。
また、メインストレートでスピードに乗ったマシンはフルブレーキングで第1コーナーに進入していくため、ブレーキング勝負の戦いが繰り広げられる。
そして後半には、アクセルコントロールが必要なテクニカルコーナーが待ち受けており、コース前半とは違ったマシンバランスが求められてくる。そのため、ドライバーやチームがどちらに重点を置いてマシンを仕上げてくるのか分かれるところ。
この点にも注目して、各車の走りを見るのもレースを楽しむためのポイントと言える。
そして、この富士スピードウェイでは3月にPCCJの合同テストが開催されている他、各ドライバーとも走り込みを行いマシンをセッティングしているだけに、そこで得たデータをどのように活かして挑んでくるのだろうかが焦点となるだろう。
第1-2戦の岡山大会を振り返り注目したいのは、トップ4に名を連ねたドライバー達だ。第1戦の予選で岡山のコースレコードを更新してポールポジションを獲得した#89三笠雄一は、昨シーズンのPCCJスカラシッププログラムドライバーで、2戦連続でポール・トゥ・ウインを飾っている。
しかも、1度もトップを譲らない完璧なレース運びで2連勝を飾り、昨年取り逃がしたチャンピオン獲得へ向けて好発進を切っている。
そして、2戦連続で2位となったのが今シーズンの同スカラシッププログラムドライバーである#17上村優太で、ツーリングカー初体験ながら順応性の高さを見せた。
この若手ドライバー2人と対等の走りを見せたのが、2戦連続3位表彰台を獲得した2015年ジェントルマンクラスチャンピオンの#9武井真司と、2戦連続4位となった2014、2016年の同クラスチャンピオンで今年はオーバーオールでのエントリーとなった#7星野敏だ。
ベテランドライバーである両者は、若手ドライバーに一矢を報いようと富士では岡山以上の果敢な走りを見せてくれるはずだ。
とくに#9武井は、先の富士合同テストで総合トップタイムをマークしているだけに、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか注目される。
#9武井が2戦とも制しランキングトップに立つジェントルマンクラスは、#11 FukujirouがPCCJデビューレースとなった第1戦でいきなり3位入賞と表彰台を獲得。
しかも、第2戦では4位入賞を成し遂げて、ランキング2位に着けている。そして、第2戦で3位表彰台に上がった#2 田島剛がランキング3位、第1戦で2位表彰台を獲得した#6 MASANORI YONEKURAがランキング4位となっている。
また、第2戦で2位となった#32 永井秀貴は、第1戦のノーポイントが響きランキング7位に留まる。
なお、ジェントルマンクラスは、第1戦の予選トップ10が岡山のコースレコードを更新しており、16台のタイム差が2秒以内と拮抗していた。例年以上にドライバーの実力はアップしており、富士は走行経験が豊富なドライバーが多いため、第1-2戦よりも熱き戦いが予想される。
PCCJ第3戦と第4戦「モービル1チャレンジ」 富士大会のスケジュールは、専有走行が5月2日(火)9時50分~10時15分、11時35分~12時00分の2セッション行われる。
予選は5月3日(水・祝)11時25分~11時55分の予定で1回のみ。そして15周で争われる決勝レースは、第3戦が3日(水・祝)16時25分、第4戦モービル1チャレンジが4日(木・祝)11時00分にそれぞれスタート予定となっている。