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妊娠中にされて不快だったこと 「妊娠してもみんな働いている。病気じゃないから働け」「派遣契約切られた」

2017年04月26日 07:12  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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マタニティマークをつけていたら嫌味を言われたなど、妊婦への嫌がらせがしばしば問題となっている。

女性用コミュニティサイト「ガールズちゃんねる」には4月23日、「妊娠中した嫌な思い」というスレッドが立った。スレ主が、風邪による発熱により妊婦健診で通院する病院とは別の病院を受診したところ、病院から「妊娠しているのであれば、別の病院に行って欲しい」などと言われたという。これに憤ったスレ主は、妊娠中にされて不快に感じたことをスレッド内で聞いた。

優先席に座っていたら「普通は席を譲るでしょ?図々しい」

スレッド内では、「普通に立ってるだけなのにあからさまに嫌な顔された」「目の前に座ってる若いサラリーマンの男の人に思いっきりフッて笑われた」など、電車の中で嫌がらせを受けたという人の体験が寄せられている。

ある女性はお腹が大きいため優先席に座っていた際、後から乗車してきた人に「普通席譲るわよね?図々しい」と嫌味を言われた。結局席を立たずにすんだものの、女性は、「今にも産まれそうな大きなお腹じゃ妊婦だとわからないらしい……」と悲しい気持ちを綴っていた。

お腹が大きくなると重さで立っているだけで疲れるほか、仰け反り気味の姿勢にもなり背中や腰が痛くなる。足がつったり張ったりすることもあるので、少しの時間でも座れたら楽なものだ。妊娠初期でお腹が目立たなくても、悪阻で不調というケースはあるので、周囲のサポートは必要だろう。

冒頭でも書いたように、マタニティマークをつけることで嫌がらせを受けた体験も寄せられている。エスカレーターに乗っていた女性は、後ろから何度も押されたという。こうした恐怖から、「マタニティマークは怖くてつけられなかった」という人もいた。

悪阻で苦しい時期に受けた無配慮を挙げる人も。立っているだけで辛かったのに、産婦人科の待合席を同伴の男性たちに占領されたという人や、上司から

「みんな妊娠しても働いてるでしょ。病気じゃないんだからなんとか自分で対処して働いて」

と言われたという人もいる。確かに妊娠は病気ではないが、この発言はあまりにも配慮に欠けている。

「今月末で辞めていいよ」と言われて3日で退職

職場で妊娠を明らかにしたことで、不当な扱いを受けたという人もいる。

「妊娠を職場に報告したら派遣契約いきなりきられた。他の人に迷惑かかるからって言われたらなんも言えなかった」
「妊娠したとわかったら職場の人みんな敵。 完全無視が始まり、今月末で辞めていいよとあと3日で退職が決まった」

男女雇用均等法では、妊娠などを理由として解雇してはいけないことになっている。厚生労働省の2015年の調査結果では、約半数が健康だったにもかかわらず、妊娠などを理由として不利益な扱いを受けたことが示されている。具体的には、約2割の人が解雇や雇い止め、約半数が、「迷惑」「辞めたら?」など権利を主張しにくくする発言を受けた経験を持っており、妊娠した女性が職場で働きにくい状況であることがわかる。

周囲からの心無い言葉や暴言も不快な記憶として残る。

「先に結婚した友達よりも先に妊娠したら『死ね』って言われて、その後嫌がらせされた」
「お腹が目立ち始めた頃、男性上司に『うわ~すげえ腹』と言われた」

他人ならまだしも、身内から心無い言葉を浴びせられるケースもある。お腹の子供が男の子にもかかわらず、義父から「もう男はいらねえ」と言われたという人も。言われた本人がどれほど傷つくか想像できないのだろうか。

また、「1人でスタスタ歩いて行ってしまう旦那に先に行かないでって言ったら、後ろから私を押しながら歩きだした。バカか!!」など、一番頼りになるはずの夫からの不快なエピソードも挙がっていた。

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