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木村拓哉のラジオに溢れる“気配り精神” トークから伝わる周囲への尊敬と思いやり

2017年04月26日 07:03  リアルサウンド

リアルサウンド

木村拓哉

 いよいよ4月29日に公開が迫った映画『無限の住人』。主演の木村拓哉がパーソナリティを務めるラジオ『木村拓哉のWhat's UP SMAP!』(TOKYO FM)でも、映画の話題を中心に盛り上がりを見せている。


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 不死身の剣士・万次を演じた木村。数々の戦をくぐり抜けてきたことから、雙眼で顔面にも大きな傷跡がある。4月21日放送回では、この傷跡を再現するための特殊メイクにどのくらいの時間がかかるのか、という質問がリスナーから寄せられた。すると「クランクインから1週間くらいは1時間15分くらいかかったかな」と、大変な作業工程であったことが語られる。だが、ここで終わらないのが木村らしいところ。「撮影が慣れてくると特殊メイクをしていく作業自体を僕が覚えるので完成まで40分くらいで終わりますね。毎回アレをつけたり外したりっていう作業をしてくれたメイクさんには感謝しているなー」と、一緒に映画を作り上げた仲間に対するリスペクトの言葉を添えるのだ。


 また、「京都でのトークイベントで階段を降りるときに、杉咲花ちゃんをエスコートしようとして腕を組むポーズをしていませんでしたか?」という質問には「よく見てんなぁ……見透かされているような感じがしますね」と、ファンのするどい指摘に驚く場面も。もちろん、この仕草も共演者への細かな気配りの証。「杉咲さんが履かれていた靴が結構ソールの分厚い靴で、階段の段数も結構あって、気になったんですよね。彼女が降りられるか確認をして、ヤバそうだったらフォローしようかなとは思っていました」。いつも木村は、一歩引いた視点で全体を見ているのだということがわかる。


 さらに、キャンペーンで全国の映画館へ足を運んでいる木村。「映画館にお邪魔すると、スタッフの方たちが必ず手作りで、イラストを描いてくださっていたり、“ようこそ”みたいな感じで迎えてくれるんですけど、あのコミュニケーションはすごくうれしいですね」と、またもや縁の下の力持ちとして活躍しているスタッフにスポットライトを当てていく。震災の影響で今年の4月からようやく営業再開となった熊本の映画館についても言及し、被災地への心配りを忘れないところも実に木村らしい。


 もちろん、映画を鑑賞するリスナーに対してもケアは忘れない。4月14日放送回では鑑賞時のおともについて「だいたいZERO(糖分ゼロ飲料)かな。ポップコーンを買う場合はキャラメル、買わない場合はアイスモナカ。モナカを買うときはZEROもなし」と、こだわりを披露。だが、『無限の住人』に関しては、「飲み物はオススメしないですね。飲み物をグビグビいくと途中でお手洗いに行きたくなっちゃうのが心配なので。でも、喉は湿らせていただきたいから、のど飴とかいいんじゃないかな」と語った。このGWは、そんな木村の言葉を思い出し、のど飴を携えて劇場に足を運んでみてはいかがだろうか。(佐藤結衣)