2017年04月26日 06:02 リアルサウンド
菅田将暉×ヤン・イクチュンW主演作『あゝ、荒野』が、10月7日と10月21日に前後篇2部作連続で公開されることが決定。あわせてイメージビジュアルが公開された。
参考:菅田将暉のラブシーンはなぜ美しい? 少年らしさの中に宿る艶っぽさ
本作は、1960年代後半、激動の時代において、演劇、映画、文学とマルチに活躍した寺山修司が、唯一遺した長編小説を実写化した青春ストーリー。2020年東京オリンピック後の近未来を舞台に、生きること、誰かとのつながりを模索し続けるふたりの若者を描く。
母に捨てられ、詐欺に明け暮れていた新次役で菅田、吃音・赤面対人恐怖症に悩むバリカン役でイクチュンが主演を務めるほか、彼らの人生を一転させるキーマン・ボクシングジムのトレーナー通称”片目”こと堀口役をユースケ・サンタマリア、ヒロイン芳子役を木下あかり、新次の宿命のライバル裕二役を山田裕貴、新次の母親・京子役を木村多江、闇の研究会メンバー恵子役を今野杏南がそれぞれ演じる。メガホンを取ったのは『二重生活』の岸善幸監督。なお、ほかキャストにはでんでん、 モロ師岡、高橋和也らが名を連ねる。
公開されたのは、生前の寺山修司とも親交のあった写真家・森山大道氏が手がけたイメージビジュアル。ディープな新宿の街に佇む菅田、イクチュンをの姿が収められている。また、アートディレクターを森山作品には欠かすことの出来ない存在である町口覚氏が担当。
■森山大道氏コメント
寺山修司さんが、フイと何処かへ行ってしまってからもう30余年。
でも名作小説『あゝ、荒野』を中立ちとして、寺山さんとぼくのお付き合いはまだ続いている。
写真集で、本で、ステージのポスター撮影で。
そして、いまふたたびの『あゝ、荒野』。
スクリーンで戦う新宿新次とバリカン建二、すこぶる健在でカッコイイ!
(リアルサウンド編集部)