4月22~23日、ニュルブルクリンク24時間耐久レースの予選レースが行われた。6時間のレースを制したのは、フェニックス・レーシングが走らせたマイク・ロッケンフェラー/ニコライ・モラー-マッドセン/デニス・ブッシュ組の5号車アウディR8 LMS。2位にもアウディスポーツ・チームWRTの9号車アウディが入り、アウディ勢がワン・ツーを飾った。
5月の本戦に向け、101台が出走したニュルブルクリンク24時間のQFレース。ポールポジションはHTPモータースポーツの47号車メルセデスベンツAMG GT3が獲得。SP-Xクラスの702号車SCG003Cが2番手、ワーケンホルスト・モータースポーツの100号車BMW M6 GT3が3番手、マンタイ・レーシングの59号車ポルシェ911 GT3 Rが4番手につけていた。
23日のレースでは、5号車アウディがWRTの9号車アウディを18.870秒差で振り切り優勝。3位にはヨルグ・ベルグマイスターが乗り込んだファルケン・モータースポーツの44号車ポルシェ911 GT3 Rが入った。なお、トップ15まではアウディ、BMW、メルセデス、ポルシェとドイツメーカーのGT3カーが占める結果に。16位にはSP-Xから参戦した35号車ルノーR.S.01がつけている。
日本勢では、井口卓人/松井孝允/蒲生尚弥組TOYOTA GAZOO Racingの170号車レクサスRCが、SP3Tクラス(参戦9台)優勝/総合23位という結果を残した。TOYOTA GAZOO Racingは120号車86を駆った矢吹久/佐藤久実/土屋武士組がクラス2位(参戦5台)/総合60位という結果となった。
SP3Tクラスに参戦したカルロ・バンダム/マルセル・ラッセー/ティム・シュリック/山内英輝組スバルWRX STIだが、こちらはトラブルによりリタイアとなった。SP3クラスでTOYOTA GAZOO Racing Thailandの124号車トヨタ・オルティスを駆った木下隆之組もリタイアを喫している。