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ホンダ、次戦F1ロシアGPで信頼性の向上を目的としたアップデート投入を予定

2017年04月25日 15:22  AUTOSPORT web

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バンドーンはロシアGPで4基目のMGU-Hを投入することに
F1バーレーンGPでは続発するトラブルに悩まされたマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンは、今週末のロシアGPでホンダから信頼性に関するアップデートを得る予定だ。

 MGU-Hの不具合は繰り返し起きており、アロンソはバーレーンGP予選でパワーユニットのトラブルに見舞われた。バンドーンも同じコンポーネントが原因と見られる問題を抱え、決勝をスタートすることすらできなかった。

 バーレーンGPに次いで行われたインシーズンテストで、ホンダはトラブルの再発を防ぐための暫定的な処置を施し、テスト2日目はバンドーンが問題なくすべてのプログラムを遂行。ホンダはトラブルの解明に取り組んでおり、解決策の導入に乗り出している。

 アロンソとバンドーンはロシアGPでアップデートされた新しいMGU-Hコンポーネントを使用するようだが、その仕様はまったく新しいものではないという。

 つまりバンドーンは今季4基目のMGU-Hを使うことになり、その後に何らかの変更があった場合はグリッド降格ペナルティの対象となる。アロンソはこれが3基目のコンポーネントだ。ホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏は、トラブルの解決策について以下のように述べている。

「バーレーンは残念な週末でしたが、インシーズンテストの数日間はひどく忙しいものになりました。チームはMGU-Hの問題再発を防止するための対応策を取り入れるべく、懸命に仕事にあたりました」

「ストフェルが81周を走行し、テスト2日目には解決策の方向性を確認することができました」

 マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエは、ホンダが問題解決を推し進める一方で、マクラーレンは他の領域のパフォーマンスを最大化することに注力していると話す。

「これまでの数レースは、我々の希望や想像を超えた展開になっていた。まだどちらのドライバーも、トラブルのない週末を過ごせていない。パフォーマンス向上に取り組めるようになるための、最初のステップはまずそこからだ」

「ホンダは我々がずっと苦戦しているMGU-Hのトラブルの解決策を探り出そうと、懸命に取り組んでいるところだ。マクラーレン側としては、少なくとも両方のマシンがチェッカーフラッグを受けられるようにするため、作業工程と手順が最後まで万全なものにすることが重要だ」

 バンドーンは、バーレーンでのテスト2日目をトラブルなく終えられたことで、チーム全体の士気が上がったと言う。

「厳しい数週間を過ごした後だったから、バーレーンでのテスト最終日の出来には、僕とチーム全体の両方が本当に励まされたよ」

「僕たちが必要としていたのはこういう後押しで、パッケージ全体に採用していくものの方向性について、たくさんの有益な情報を得ることができた。だから残念なレースを走って落胆していた日曜日の夜よりも、もっと良い気分でソチへと向かえる」