2018年1月9日から東京・日比谷の日生劇場、2月1日から大阪・梅田芸術劇場で上演される舞台『黒蜥蜴』の全キャストが発表された。
江戸川乱歩原作、三島由紀夫脚本による舞台『黒蜥蜴』。美貌の盗賊・黒蜥蜴と探偵の明智小五郎による対決と恋を、歌舞伎の手法を織り交ぜながら描く。黒蜥蜴役を演じるのは中谷美紀。明智小五郎役を井上芳雄が演じ、演出をイギリス出身のデヴィッド・ルヴォーが手掛ける。
今回出演が発表されたのは、雨宮潤一役の成河、岩瀬早苗役の相楽樹、家政婦ひな役の朝海ひかる、岩瀬庄兵衛役のたかお鷹ら。チケットの一般販売は9月30日から開始する。
■成河のコメント
雨宮という役はどちらかというと若いフレッシュな俳優が適任であろうと思っていたので、お話を頂いた時は正直少し尻込みをしました。ですが、直接演出家とお話する機会を頂き、彼の演出プランやこの作品に向けた意気込みを聞くにつけ、何よりもまず「デヴィット・ルヴォーの黒蜥蜴」というものを立ち上げる事に興味を覚えました。その一助たるべく頑張ろうと思います。
■相楽樹のコメント
黒蜥蜴は舞台でも拝見したことがあったのですが、彼女の中に居る怪物のような一面をいかに見せていくか、きっと私にとって課題になっていくだろうと思っていたので、早苗役が決まったと知って純粋に嬉しかったのと同時に不安もありました。ですが、ルヴォーさんの演出でどんなところへ連れて行ってもらえるのか、最初には想像もしなかった早苗に出会えるのではないかとワクワク感もあり、今は楽しみな気持ちの方が強いです。