SUNOCO TEAM LEMANS
#7 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
#8 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
2017年SUPER FORMULAシリーズ
第1戦(鈴鹿サーキット)レースレポート
大会概要:2017年全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦
大会名称:2017 NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース(大会冠協賛:日本特殊陶業株式会社)
開催日時:4月22日土曜日(予選) 4月23日日曜日(決勝)
開催サーキット:鈴鹿サーキット国際レーシングコース 5.807km
同時開催レースカテゴリー:
・2017MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦(JSB1000鈴鹿200km耐久・8耐トライアウト1stステージ)
・2017年全日本フォーミュラ3選手権 第4戦&第5戦
・2017 N-ONE OWNER'S CUP Rd.4
SUNOCO TEAM LEMANS参戦体制
#7 SUNOCO TEAM LEMANS SF14ドライバー:
フェリックス・ローゼンクビスト
出身地:スウェーデン
生年月日:1991年11月7日
身長:169cm 体重:70kg 血液型:O型
エントラント代表:土沼広芳
監督:片岡龍也
チーフエンジニア:中村成人
チーフメカニック:甲賀大毅
#8 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
ドライバー:大嶋和也
出身地:群馬県
生年月日:1987年4月30日
身長:170cm 体重:62kg 血液型:A型
エントラント代表:土沼広芳
監督:片岡龍也
チーフエンジニア:大久保健
チーフメカニック:小倉啓悟
レース情報
予選(4月22日)
天気:晴れ/コース状況:ドライ
気温:22度/路温:33度(Q1開始時)/湿度:28%(15時)
予選開始:14時00分
今や世界3大フォーミュラレースの一角にも数えられようかというレベルの高さを誇る「全日本スーパーフォーミュラ選手権」。SUNOCO TEAM LEMANSは、今年もこのトップカテゴリーにトヨタエンジンを搭載した2台のマシンで継続参戦する。
継続参戦とはいえ、2台ともドライバーを刷新するなど、フレッシュに生まれ変わった新体制での2017年シリーズ臨戦である。7号車のドライバ-はスウェーデン出身のフェリックス・ローゼンクビスト。F3世界一決定戦のマカオGPで2勝した猛者だ。
そして8号車には、スーパーGT/GT500でもチームのエースとして活躍中の大嶋和也が、満を持して5年ぶりのレギュラー復帰。監督には、チームOBであり、スーパーGT/GT300では現役バリバリの片岡龍也が就任した。開幕ダッシュを狙い、鈴鹿に挑む。
#7 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
フェリックス・ローゼンクビスト選手
予選結果:15位(予選Q1ベストタイム:1分37秒590)
全車がダラーラ製シャシーとヨコハマ製タイヤで戦うスーパーフォーミュラ、予選は3段階ノックアウトが基本方式となる。
天候晴れ、路面ドライの土曜日、ローゼンクビストはQ1の終盤に1分37秒590をマークしてQ2進出圏に位置していたが、続けてアタックに入ったところでコースオフ。ライバルたちのタイムアップにより、Q2進出圏をひとつ外れた15位に下がる。
#8 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
大嶋和也選手
予選結果:13位(予選Q2ベストタイム:1分36秒964)
大嶋が現行マシン「SF14」でスーパーフォーミュラの実戦に臨むのは、他チームからスポット参戦した2年前の岡山戦以来。
まずQ1を12位で通過すると、続くQ2、大嶋は従来のコースレコードを打ち破る1分36秒964をマークしてみせた。しかし全体のタイムアップ傾向も著しく、13位でQ2突破ならず。Q3進出ラインの8位にコンマ2秒ほど届かなかった。
レース情報
決勝(4月23日)
天気:晴れ/コース状況:ドライ
気温:23度/路温:38度(13時50分)湿度:25%(15時)
フォーメーション開始:13時40分決勝レース周回数:35周
#7 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
フェリックス・ローゼンクビスト選手
決勝結果:11位(所要時間:1時間03分40秒555、ベストラップ:1分41秒594)
決勝日も前日同様の好天に恵まれた鈴鹿サーキット、ローゼンクビストは来日初レースを15番グリッドから戦う。今回は1レース制大会としては短めの距離となる200km戦で、「1本以上のタイヤ交換」がドライ時に義務付けられる。
ローゼンクビストは好スタートで2つポジションをアップ、そして1周終了時にタイヤ交換義務と給油を済ませた。
近い戦略を採ったマシンたちとの隊列のなかで戦いを進めていくことになり、順位が落ち着いた段階では12位という位置に。
8号車のスピンで出たセーフティカーの撤収後、11番手となったローゼンクビストは前の15号車にチャージを敢行する。あと少しでパス、という局面もあったが前に出ることは叶わず、惜しくもトップ10入り目前の11位でゴールを迎えた。
#8 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
大嶋和也選手
決勝結果:リタイア(21周を消化、ベストラップ:1分41秒799)
13番グリッドからスタートした大嶋は、レース序盤にはピットインをせず、コースにとどまる作戦で走った。他車がピットインしていくなか、大嶋の見た目の順位は上がっていき、21周目には3番手まで上昇することになる。
オーバーステアに対処しつつの走りながら、ペースもまずまず良いもので、ポイントゲットも見えてきている状況だった。しかし22周目のスプーンカーブでスピンを喫してしまい、リタイア。好走したものの、残念ながら結果を得られなかった。
フェリックス・ローゼンクビスト選手のコメント
戦略的にはライバルの多くも似たところとなったので、残念ながらコースに戻った時に大きなゲインはありませんでしたね。決勝でのペースはわるくなかったと思います。
その意味では予選でのマシンのスピードアップが当面の課題かもしれませんが、長いシーズンの最初のレースウイークの終わり方としては、感触は良いものです。
15号車とのバトルも楽しかったですしね。次の岡山は我々のマシンの傾向に合ったコースとも思いますので、チームと一緒にしっかり仕事をしたいと思います。
大嶋和也選手のコメント
レース中盤、単独で走っている時のペースは他車と比べてもわるくなく、あのままのペースで走り続ければ8位入賞、そして7位も見えてくるというところでしたので、プッシュしていきました。
チェッカーを受けられなかったことは残念です。ただ、予選日も決勝日も、午前のフリー走行での厳しい状況から本番でマシンをそれなりの速さにはもっていけましたので、明るい材料もあった開幕戦でした。このメンバーでもっと経験を積んでいければ、きっとチャンスはあると思います。
片岡龍也監督のコメント
新体制のチームで迎えたシーズン初戦、金曜の練習走行から苦戦傾向にあるな、ということは率直に感じていました。
ただ、逆にいえば、そのなかで大嶋は予選Q2に進出し、もう少しでQ3にも進めそうなところまでいきましたし、レースでも、ある程度の順位が狙える走りをしてくれました。ローゼンクビストも速さを見せてくれたと思います。
ですから、レースウイークのなかで、エンジニアやメカニックが力を合わせてマシンを改善していくことはできましたね。ローゼンクビストがピットインした時のルーティンの作業も、練習した通りに素早くできたことは良かったと思います。
とはいえ、コースオフやスピンがあったので、ドライバーにはもっと乗りやすいマシンを用意してあげないといけません。
全体を総括すれば、手探りのなかでもここまでのレースができたわけですから、今後に向けて期待はできると思っています。
今回のレースで見えてきた部分をしっかりまとめて次の岡山戦に臨めば、もっといいレースが確実にできる手応えはありますし、そういうレースを何回か繰り返していけば、きっとチームは成長していくことができる、そういう感触が得られた開幕戦でした。
シリーズランキング
フェリックス・ローゼンクビスト:-位/0ポイント
大嶋和也:-位/0ポイント
チーム(#7+#8):-位/0ポイント
観客動員数
開催期間中延べ入場者数:約5万6000人
4月22日土曜日(予選日、天気:晴れ)2万1000人
4月23日日曜日(決勝日、天気:晴れ)3万5000人
イベントへの参加報告
ピットウォーク開催日程:
4月22日11:20~12:00
4月23日11:55~12:35
キッズウォーク開催日程:
4月22日 17:20~17:50
主催:日本レースプロモーション、鈴鹿サーキット
参加者:F.ローゼンクビスト、大嶋和也
ピットロード開放エリアにて握手&サイン会、撮影会、グッズ提供を行い、沢山のお客様をお迎えすることが出来ました。また、キッズウォークではお子様を対象に握手&サイン会、キッズ限定グッズなどの提供を行いました。
グリッドウォーク
決勝レース前に実施。