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世界三大レース制覇に挑むアロンソ「ル・マンよりインディ500の方が困難な挑戦になる」

2017年04月24日 17:13  AUTOSPORT web

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インディカー第3戦バーバー:フェルナンド・アロンソとマイケル・アンドレッティ
世界三大レースを制することを目標にして、今年のインディ500に初挑戦するフェルナンド・アロンソが、ル・マン24時間よりもインディ500の方が自分にとっては困難なチャレンジになると語った。

 マクラーレン・ホンダのアロンソは、2017年のモナコGPを欠場し、同日に開催されるインディ500に「マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ」のエントリーで初参戦する。

 アロンソは、世界三大レース(F1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間)の制覇という、過去にグラハム・ヒルしか成し遂げたことがない記録を達成することを目標としている。アロンソはすでにモナコGPの優勝経験はあり、今年、ふたつめのレースの勝利達成に向けて一歩踏み出すことになる。

 インディカー第3戦バーバーの現場を訪れ、アンドレッティ・オートスポートのメンバーとの顔合わせを行い、作業を見守ったアロンソは、F1ドライバーにとっては、ル・マン24時間レースよりもインディ500のオーバルレースに適応する方が苦労するとの考えを示した。

「F1ドライバーにとって最大の課題になるのはインディ500だ。間違いない」とアロンソが語ったとロイターが報じた。
「違いが大きいから難しいと思う。ダウンフォースレベル、マシンの感触、ストレートやブレーキングでシンメトリックでないマシンを走らせるというのは、大きなチャレンジだ。トラフィックの扱いも大変だと思う」

「F1ドライバーがル・マンのマシンに乗るというケースが今まで何度かあったが、適応するのに苦労していない」

「(ル・マン)24時間レースは少し違う。多少リラックスできるレースで、もう少し年をとってもできる」

 アロンソは、今週、シミュレーターに乗り、5月3日にインディアナポリスで初テストを行った後に15日からのプラクティスに臨む。

「世界中のレーシングドライバーが、このレースに出ることを大きな目標にしている。世界最速のマシンに乗って、世界最速のドライバーたちと競うんだ」とアロンソが述べたとNBC Sportsが伝えた。

「それがインディ500というアドベンチャーの精神だ。僕はそれを学ぶために、今までとは違う経験を積み重ねていく必要がある。それを短時間でやり遂げなければならない。すごく楽しみだ」

 アロンソは、より優れたドライバーになることを目指すなかで、数年前からインディ500への参戦について考え始めたという。
「4年か5年前から、僕はドライバーとして成長するにはどうしたらいいかを考え始めた。より完成したドライバーになるにはどうすればいいかをだ」  

「優勝というのはかなり大きな目標になるから、僕は今回の機会をどちらかといえばひとつの経験と考えている。レースが明日だと言われたら、どうしようもない。まだ何も知らないからね。でもこれからシミュレーターで走り、ひとつひとつ学んでいく。シミュレーター上で、予選、単独走行、トラフィックといった状況で自分の力を出し切れるようになる必要がある」