中上は3位表彰台でアメリカズGPを終える
パウィは25位でゴール
2017年4月23日(日)
Rd.03 アメリカズGP サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
コンディション:ドライ 気温:21度 路面:33度
全19周で争われた第3戦アメリカズGPで、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は序盤から激しいトップ争いを繰り広げ、3位でゴール。
今季2度目の表彰台登壇を果たしました。また、チームメートのカイルール・イダム・パウィは25位でチェッカーフラッグを受けました。
中上は、午前のウォームアップセッションでトップタイムを記録。自信を深めて臨んだ決勝レースでは、序盤から表彰台圏内を争う白熱したバトルを続けました。
4番手につけて前をピタリとマークしながら、13周目に鋭いブレーキングで前の選手を追い抜いて3番手に浮上。その後も安定した速さを発揮してチェッカーフラッグを受け、今季2度目の表彰台獲得となりました。
パウィは、10列目28番グリッドという厳しい位置からのスタートになりましたが、粘り強い走りを続けて25位でゴールしました。
第4戦スペインGPは、アンダルシア地方のヘレス・サーキットで5月5日(金)に走行を開始。Moto2クラスのFP1は現地時間午前10時55分(日本時間午後5時55分)にスタートします。
レース後コメント
中上貴晶(3位)
「好きな会場でありながらずっと結果を残せないでいたサーキット・オブ・ジ・アメリカズで3位表彰台を獲得できたことは、素直にうれしいです」
「序盤から冷静に走り続け、しっかりと状況判断をしながら最後まで安定したペースを維持できたので、満足のいくレース内容でした」
「次からヨーロッパラウンドが始まるので、この調子で引き続き気を引き締めて臨み、モルビデッリ選手の独走状態をなんとしてでも止めたいと思います」
カイルール・イダム・パウィ(25位)
「フロントの課題はだいぶよくなったのですが、リアがスライドする問題を相変わらず抱えていたので、安定したペースで走るのが難しく、厳しいレースになりました」
「次戦のヘレスではプレシーズンテストでいい走りができたので、レースウィークでは問題を解決できるようにがんばります」
岡田忠之 チーム監督
「中上は、3番手に浮上したあともトップとそん色ないペースで走行し、今年2度目の表彰台を獲得してくれました。しかし、まだ優勝には至っていないので、勝つためにはなにが必要かをしっかりと考えて、次戦のレースに備えたいと思います」
「パウィは、今日のレースではペースを上げることが難しく、厳しいレースになってしまいました。次のヘレスに向けて、プレシーズンテストのデータと照合しながら、彼に最適なソリューションを見つけ出したいと思います」