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三越伊勢丹HD石塚会長が退任へ、後任は三越出身の赤松憲氏

2017年04月24日 14:54  Fashionsnap.com

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代表取締役会長に就任予定の赤松憲氏
三越伊勢丹ホールディングスが4月24日、石塚邦雄代表取締役会長が同職を退任し、後任に台湾・新光三越の赤松憲副董事長が就任することを発表した。6月21日開催予定の定時株主総会での承認をもって就退任する予定。同社は、異動の理由について「経営体制の一新により、一層の発展と企業価値向上を目指すため」としている。

 赤松憲氏は慶應義塾大学経済学部卒業後、1975年に三越に入社。同執行役員業務部長や三越伊勢丹ホールディングス取締役常務執行役員管理本部長などを経て、現職の新光三越副董事長を務めている。同氏は5月1日付で同社顧問に就任し、6月の定時株主総会での承認をもって代表取締役会長に着任する予定。なお、退任する石塚氏は定時株主総会後に特別顧問に就任する予定だ。
 百貨店事業の業績悪化により断念したことの責任を取る形で3月末に辞任した三越伊勢丹HDの大西洋前代表取締役社長は、4月1日付で代表取締役社長執行役員から取締役に役位を変更しており、6月の定時株主総会をもって取締役の退任を予定している。