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ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第3戦アメリカGP予選レポート

2017年04月23日 13:12  AUTOSPORT web

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鳥羽海渡/ホンダ・チーム・アジア
鳥羽は9列目グリッドから決勝へ
アティラプワパは11列目グリッドからスタート

2017年4月22日(土)
Rd.03 アメリカズGP
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
コンディション:ドライ
気温:18℃
路面:27℃

 土曜日の現地時間午後0時35分から40分間にわたって争われたアメリカズGPの予選で、Honda Team Asiaの鳥羽海渡は、セッション序盤に転倒を喫したことが影響し、27番手のラップタイムで予選を終えました。明日の決勝は、9列目グリッドからスタートします。チームメートのナカリン・アティラプワパも予選の終了直前に転倒。11列目32番グリッドから、初挑戦のサーキット・オブ・ジ・アメリカズでの決勝レースに挑みます。

 午前のFP3は、空が厚い雲で覆われ、気温、路面温度ともに昨日よりも低い状況でスタートしましたが、鳥羽は着々とセットアップを煮詰め、昨日のタイムを1.2秒以上更新しました。また、アティラプワパは、難易度の高いコースへの学習をさらに深めながら、昨日よりも約0.6秒速いラップタイムで午後の予選に向けた準備を進めました。

 予選のコンディションも、FP3のものと同様でした。セッション開始後まもなく、鳥羽は10コーナーで転倒。幸いケガはなく、チームも懸命にマシンを修復してセッション終盤に再びコースインしましたが、残念ながら時間切れでタイムアップはなりませんでした。アティラプワパも、予選終盤に18コーナーでハイサイドを喫しましたが、幸いにもケガはありませんでした。この予選で、鳥羽は2分17秒957、アティラプワパは2分19秒544を記録しました。

 明日は、現地時間午前8時40分(日本時間午後10時40分)から20分のウォームアップ走行を実施。18周で争う決勝レースは午前11時(日本時間24日午前1時)にスタートします。

鳥羽海渡(27番手/2'17.957/+3.313)
「今日は昨日からコンディションが大きく変わりましたが、午前中はいいフィーリングで走ることができて、昨日抱えていたフロントの問題も解消できました。予選の序盤で転倒したときは、おそらく時速200km以上出ていたので、ケガがなくてよかったです。チームががんばってマシンを修復してくれたのですが、タイムアタックをするには少し時間が足りませんでした。明日の決勝は後方からのスタートになりますが、アルゼンチンのレースで学んだことを活かして、追い上げのレースでポイント獲得を狙いたいと思います」

ナカリン・アティラプワパ(32番手/2'19.544/+4.900)
「今朝は、昨日抱えていた問題の解決を狙って試したセッティングが非常によかったので、午後はそれを維持する方向で臨みました。予選の最後は、各区間タイムを更新していたので、さらにがんばって攻めていたのですが、バンプにヒットしてハイサイド転倒を喫してしまいました。あそこでミスをしなければ、もっとよいグリッドを獲得できていたと思います。明日は厳しいレースになると思いますが、がんばって最後まで走りきり、たくさん学びたいと思います」

岡田忠之 チーム監督
「鳥羽は午前のセッションで調子よく走れていただけに、予選で転倒してしまったのが少し残念です。明日の決勝では気持ちを切り替えて、追い上げのレースをしてほしいと思います。アティラプワパも、大きな転倒だったので一時はヒヤリとしましたが、大きなケガにならなかったのは幸いです。明日は、両選手とも決勝レースを走りきることで、さらにたくさんのことを学んでくれるでしょう」