2000年の世界ロードレース選手権(WGP)500ccクラスチャンピオン、ケニー・ロバーツ・ジュニアのMotoGPレジェンド(殿堂)入りのセレモニーが、MotoGP第3戦アメリカGPの会場であるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で執り行われ、25人目のMotoGPレジェンドとなった。
ロバーツ・ジュニアは1993年に250ccクラスで世界グランプリにフル参戦開始。1996年に500ccクラスにステップアップし、2000年に500ccクラスのチャンピオンを獲得したアメリカ人ライダーだ。
父親であるロバーツ・シニアも1978年から1980年まで3年連続で500ccクラスチャンピオンに輝いた名ライダーであり、すでにMotoGPレジェンドとなっているシニアと共に、親子初となるMotoGPレジェンドとなった。
セレモニーにはロバーツ・シニアと、もうひとりのアメリカ人500ccチャンピオンでMotoGPレジェンドのウエイン・レイニーも出席。ロバーツ・ジュニアの殿堂入りを祝福した。
「私にとって特別の瞬間だ」とロバーツ・ジュニアは次のようにコメント。
「妻とふたりの息子、家族、友人たちと一緒に祝うことができたが、この感動を言葉に表現することは難しい」
「スズキなしでは、ここにいることはなかっただろう。チームに感謝している。チャンピオンを獲得したシーズンは、父親がそばに居てくれた。言葉にならない微妙なヒントを与えてくれ、ワールドチャンピオンになることができたんだ」とMotoGPレジェンドとなった心境を語った。