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ニュル24時間で伝統のMストライプ復活。シュニッツァーのM6 GT3が89年M3カラーに

2017年04月21日 17:32  AUTOSPORT web

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BMWチーム・シュニッツァーがニュル24時間に投入するM6 GT3(右)
5月25~28日にドイツで開催されるニュルブルクリンク24時間レースに参戦するBMWチーム・シュニッツァーが参戦体制を発表。チームが初めてニュル24時間を制した1989年大会のマシンカラーリングを“復活”させる。

 1989年から4年連続でのニュル24時間制覇をはじめ、数多くの栄光を手にしているチーム・シュニッツァー。今季はDTMドイツツーリングカー選手権での活動から外れているが、2017年のニュル24時間には2台のBMW M6 GT3を投入する。

 そのうち1台のカラーリングは、1989年大会でチームに初のニュル24時間制覇という栄光をもたらしたBMW M3 E30と同じくものを採用。斜めにMストライプがあしらわれたものとなった。

 1989年から現在までチーム代表を務めるチャーリー・ラムは「我々のM6 GT3に、チームが誇りに感じている(ニュル24時間)初勝利を想起させるカラーリングを施すことができ、嬉しく思う」と語っている。

「BMWモータースポーツはモータースポーツ界で長い伝統があり、彼らと数十年に渡りともに活動していること誇らしく思っている」

「伝統的なBMWモータースポーツのストライプカラーは、多くのBMWファンに過去の記憶を思い出させるだろうし、チーム全体としてもモチベーションが高まるものだ」

「(初勝利した1989年は)DTMとニュル24時間が同じ週末に行われたんだ。過密スケジュールのなか、ドライバーやチームスタッフは完璧な仕事をした。最高のレースだったし、チームの全員にとって感動的な瞬間だった」

 シュニッツァーからニュル24時間に参戦するのは、マルコ・ウイットマン、アウグスト・ファーフス、トム・ブロンクビスト、マーティン・トムチェク、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ、ティモ・シャイダー、アレックス・リンの6名。

 このうち、ファーフスとダ・コスタ、シャイダー、リンの4名がMストライプのM6 GT3をドライブする。なお、チームは5月末の本戦に先立ち、今週末に開催される予選レースでMストライプのM6 GT3を投入する。