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グランプリのうわさ話/アメリカ政府の経済制裁により、ソチのF1開催に暗雲

2017年04月19日 19:32  AUTOSPORT web

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2016年ロシアGP
事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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ソチでロシアGP開催不可の噂
リバティ・メディアに変わったことで新たな問題

 ソチがロシアGP開催地として「不適格」になる可能性が浮上してきた。
 現在のレースプロモーター、セルゲイ・ボロビエフはロシアの有名な実業家だ。しかし、2014年にアメリカ政府が示したブラックリストに、ボロビエフ本人と彼が所有する会社数社が載っているため、いまやアメリカ人の所有となったFOMが商取引を続けるのは難しいという。

 このブラックリストは、2014年にロシアがクリミア併合を強行したことへの経済制裁として、アメリカ政府が企業に対し、取り引きを禁止する相手を指定したものだ。

 これまでこの件が問題にならなかったのは、FOMを実質的に支配していたCVCキャピタルパートナーズがイギリスの会社だったため。しかし、リバティ・メディアはアメリカ合衆国の規則を守らねばならない立場にあり、このまま契約を継続するわけにはいかないかもしれない。そうなると、ロシアはソチに代わる新たな開催地を探す必要に迫られる可能性がある。

続きはF1速報WEBから
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