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夫婦が「相性が悪い」と感じること1位「行動ペース」、2位「生活リズム」 中高年夫婦は「趣味の話題」もかみ合わず

2017年04月19日 18:53  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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出会いの季節と言われる、春。しかし実際に出会って結婚した人たちは今何を思うのだろうか。大阪歯科センターは4月17日、「夫婦の噛み合わせ(相性)に関する調査2017」を発表した。

調査期間は3月23日~27日、30~69歳の既婚者の男女各1000人を対象にインターネットで行った。

普段の会話に相性の良さを感じる一方、行動ペースに不満

夫婦の相性について聞いたところ、「しっくり感がある」と答えた人は77.5%で、「違和感がある」人は22.5%という結果になった。

「違和感がある」と答えた人に、違和感を覚えた時期について聞くと「結婚3年以内」(49.2%)が一番多かった。次は「結婚1年以内」(39.1%)で、「結婚前から」と回答した人も11.8%見られた。また感じた時期に男女差もあり、「結婚前から」と答えた男性は6.6%と低い一方、女性は16.6%だった。「結婚1年以内」についても、男性31.1%に対して女性は44.0%と女性の方が違和感を覚える時期は早いようだ。

続いて全回答者に夫婦で「相性がいい」と感じることを聞くと「普段の会話」が64.0%で最も多く、次いで、「夫婦の距離感」(34.2%)、「休日の過ごし方」(27.9%)、「家事の分担」(27.8%)、「食の好み」(27.2%)となっている。また夫婦の相性が良いと答えた夫婦では「普段の会話」が74.6%にも上っている。

一方、「相性が悪い・違和感がある」と感じることを聞いたところ、「行動ペース(せっかち、のんびりなど)」が14.1%で最も多く、次いで、「生活リズム(朝型、夜型など)」(12.5%)、「性格」(12.3%)、同率で「家事の分担」「食の好み」(11.1%)と続いた。

「違和感がある」夫婦に限定すると、「性格」(36.0%)、次いで「普段の会話」(35.3%)に相性が悪いと感じているようだ。これは「しっくり感がある夫婦」の「性格」(5.4%)、「普段の会話」(2.3%)と比べてどちらも30ポイント以上高い結果となった。

若い夫婦ほど悩み相談をしても噛みあわない!

また全回答者に「噛みあわない具体的な話題」を聞くと「悩み・ストレス」が15.8%で最も多かった。次いで、「趣味」(12.8%)、「親戚づきあい」(12.1%)、「テレビ番組」(11.4%)、「休日の予定」(9.3%)が続く。相手に自身の悩みやストレスの相談をしていても、噛み合っていないと感じている人が多いようだ

世代別に見ると、「悩み・ストレス」(30代20.6%、40代18.6%、50代12.6%、60代11.4%)は若い世代ほど噛み合っていないと感じている傾向にあり、「趣味」(30代:8.4%、40代:11.4%、50代:14.4%、60代:16.8%)や「テレビ番組」(30代6.2%、40代8.0%、50代11.2%、60代20.2%)といった軽い話題は、世代が上がるにつれ噛み合っていないと感じている傾向にあることがわかった。

同調査では「夫婦仲改善に有効な方法」として一番多かったのは「感謝を言葉にする」(40.5%)。男性の33.8%に対して、女性は47.1%もの人が有効だと考えているようだ。ベタな手法だが、やはり王道が一番効果的ということだろう。