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MotoGP第3戦アメリカGPコース紹介:マルケスが得意とするサーキット・オブ・ジ・アメリカズ

2017年04月19日 18:43  AUTOSPORT web

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負け知らずの4年連続ポール・トゥ・ウインを飾ったマルク・マルケス
今週末、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で、MotoGP第3戦アメリカGPが開催される。

 アメリカGPは今年で5回目の開催となるグランプリ。以前のアメリカラウンドは、ラグナ・セカで開催されていたアメリカGP、インディアナポリスで開催されていたインディアナポリスGPと年間2回のグランプリが開催されていたこともあったが、現在はこのアメリカGPのみの開催となっている。

 アメリカGPの舞台はテキサス州オースティンにあるCOTA。テキサス州の州都、オースティンの郊外にある2012年にオープンしたコースで、MotoGPシリーズは2013年から開催されている。

 COTAは1周5.513kmのコース全長を持ち、シリーズ18戦中、シルバーストン、セパンに続くロングコース。左11、右9の計20コーナーで構成され、バックストレートは約1.2kmと長く、昨年は345.2km/hのトップスピードを記録している。

 しかし、1周の平均速度はタイトコーナーが多いために160.6km/hと意外に低く、ヘレス、ル・マンなどとほぼ同じレベルで、どちらかと言えば、中・低速コースに分類される。

 スタート直後の1コーナーに向けては急な上りで、タイトな左曲がりの1コーナーを抜けた後は、右、左と連続して切り返す中・高速コーナーが続き、バックストレートを抜けた後の後半セクションは、低・中速コーナーが連続する反時計回りのレイアウトとなっている。ハードブレーキングポイントも多く、最大高低差も41mとテクニカルなサーキットだ。

 昨年のレースは、MotoGPクラスではマルク・マルケス(ホンダ)が2分03秒188でポールポジションを獲得。決勝でもスタートからレースをリードして、独走で優勝を達成。アメリカGPでは初開催の2013年以来、負け知らずの4年連続ポール・トゥ・ウインと圧倒的な強さを発揮している。

 2位にホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)、アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)が入賞した。

 Moto2クラスではポールポジションからスタートしたアレックス・リンス(カレックス)が序盤から独走態勢を築き優勝。Moto3クラスでは予選5番手からスタートしたロマーノ・フェナティ(KTM)が序盤の接戦を制して単独トップに立ち、そのまま優勝した。

 2017年のMotoGP第3戦アメリカGPは、4月22日(土)の日本時間28時10分から予選が行われ、4月23日(日)の日本時間28時00分から決勝レースがスタートする。