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TEAM Birel ARTが名取鉄平を擁し全日本カート参戦。井出有治が監督就任

2017年04月19日 18:03  AUTOSPORT web

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井出有治(左)が監督となったTEAM Birel ART。名取鉄平(右)が王座獲得に挑む。
TEAM Birel ARTは、2017年の全日本カート選手権OKクラスに、名取鉄平を起用し参戦すると発表した。今季はチーム監督に、スーパーGT300クラスに参戦し、国内外で豊富な経験を誇る井出有治が就任する。

 2017年から全日本カートでは、カテゴリー名がFIA-CIKのカテゴリー改訂にともない、最高峰クラスの名称がKFからOKに変更される。そんなOKクラスに挑むことになったのが、TEAM Birel ARTだ。

 昨年に続いてチームのドライバーとして起用されるのは、2016年にKFで宮田莉朋、朝日ターボに続きランキング3位となった名取鉄平だ。名取はすでに鈴鹿クラブマンレースでスーパーFJも経験している。

 また、TEAM Birel ARTでは今季からチーム監督に井出が就任することになった。近年国内のトップドライバーが全日本カートで監督に就任することも多いが、井出にとっては「モータースポーツへの新たな取り組み」になる。

「10代の頃にレースキャリアをスタートしたカートの世界に、ふたたび関わることができて大変嬉しく思っています。全日本選手権への参戦にあたっては、協賛各社のご協力をいただきましたことお礼申し上げます。これまで培ってきた経験を活かして、ステップアップを目指すドライバーをバックアップしていきたいと思います」と井出。

 また、TEAM Birel ARTでは、井出自身のブランドとして発表されたレーシングカート用オイル『RAGNO』を使用する。RAGNOについて井出は「高い耐焼き付き性、耐摩耗性を併せ持った高性能オイルを目指して開発し、性能試験において優れた性能が実証されました。今後実戦を通して高いパフォーマンスを発揮し、TEAM Birel ARTの勝利に貢献できれば」と語っている。

 後にトップカテゴリーへと巣立っていく多くのドライバーが経験してきた全日本カート。名取の活躍、そして井出の監督ぶりに注目だろう。

TEAM Birel ART 2017年全日本カート参戦体制
チーム監督:井出有治
エントラント代表:野中慎二
ドライバー:名取鉄平
シャーシ:Birel ART
エンジン:IAME
タイヤ:BRIDGESTONE
参戦カテゴリー:全日本選手権OKクラス