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ドリカム 中村正人、『マツコの知らない世界』で吉田美和との関係を語る 「365日解散危機」

2017年04月19日 12:33  リアルサウンド

リアルサウンド

DREAMS COME TRUE『DREAMS COME TRUE THE ウラBEST! 私だけのドリカム』

 DREAMS COME TRUE(略称:ドリカム)の中村正人が、4月18日にオンエアされた『マツコの知らない世界』(TBS系)の2時間SPに出演し、ボーカルの吉田美和との関係や活動について赤裸々なトークを展開した。


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 “吉田美和ビジネスに人生をかけた男”として登場した中村。中村、吉田、西川隆宏の3人体制でデビューした頃について、「彼女(吉田)は決して自分からプロモーションをした人間でもないし、デモテープを作ったこともない」と告白。MCのマツコ・デラックスが「まったくアクションしてたわけでも?」と続けると、「まったくないです。だから僕はアンチ吉田なんです。僕が歩いて歩いて歩いて(プロモーション活動をすると)……そこにポンと(吉田)が乗ってくるんです」と振り返る。MCのマツコ・デラックスが「それでビジネスにしたんだ?」と質問すると中村は「YES」と明言。当時の自分の考え方については、「売れたい。モテたい。儲けたい」と語った。


 トークは吉田のパーソナルな話に移り、中村は「吉田美和はポジティブと言われますけど、本当の彼女はポジティブでもなければ、ちょっとダーク」と表現。「出会った頃は真っ黒な服を着ていてまったくの無口だったんですよ。異常な人見知りでして、それで中々テレビには」と、吉田はテレビ出演が苦手なことを明かした。さらに「あとは、本当に家からあんまり出なくてですね。キッチンで前掛けをしたまんま、お出汁を作りながら仕事をするんですって」と意外な事実を語った。それを聞いたマツコは「暗い」と感想を述べつつも、「自分と近い」とコメントした。


 バンド名についても「DREAMS COME TRUEという名前を付けた時も吉田はずっと反対だったし、DREAMS COME TRUEという名前もずっと彼女は苦手だった。“私はそういうタイプの人間ではない”って」とエピソードを披露。さらに中村は、吉田美和のライブに対してストイックすぎると切り出し、「わざわざあんなにシンドイ思いをしなくてもって僕すんごい思うんですよね……反対!」と本音を洩らす。マツコが「反対って言いながらも、良かったって思ってるんでしょ?」と尋ねると、「商売的には最高ですよね」と語った。


 番組の終盤、中村はこれまでの吉田との歩みについて「本当に厳しい闘争の歴史」と表現し、ふたりの仲を取り持ってくれた西川に感謝を述べた。「吉田さんはアーティスティックに考えるし、僕はビジネス的に考えちゃうので、そこがキツイ戦いなんですけど」と中村は前置きし、リーダーの悩みとしてドリカムは「365日解散危機」にあると告白。


 一方で吉田の才能を認めているという中村は、「ただ吉田さんは確かに天才なんですよ。器に入れておかないと商売にならない。それで僕のハードな器を」と語ると、マツコは「けっこう生々しい話してますね。まぁね、天才を横で支える人がいてなにか成し遂げられるんですよね。」とコメントした。続けて中村が「僕はクビになるわけにはいかない。解散じゃないドリカムの場合、僕がクビになる」と発言、マツコは「そんな明らかな関係性なんですか?」と質問。「吉田はひとりになってもドリカム」と回答し、「僕ギリギリですよ。本当に難しいんですよ。難しんですよね……」とこぼすと、マツコは「5分ぐらい愚痴ですよ」と冷静に感想を述べた。


 そして、最後に中村は「ドリカムと言わずに新曲を出したい」と今後の展望を語り、「やっぱりドリカムっていう先入観をみんな持っているし、ドリカムアレルギーの方々が“ドリカムでしょ?”“ドリカム聞いたことないから”って聴かないのはあまりにも残念すぎる。だからドリカムって名前を外して聴いてもらえればいいな。次の(ミュージック)ビデオも僕らは出ない」と宣言。それを聞いたマツコは「今出している歌を知ってほしいっていうのはありますもんね」とコメント、中村は「そうそう」と納得し、「今の曲が売りたい」と本音を吐露した。


 次回は「マツコの知らないうどんの世界」「マツコの知らないサイの世界」が放送される予定だ。(向原康太)