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マクラーレンF1「走行開始直後にPUトラブル。原因は不明、ホンダの報告を待つ」:バーレーンテスト1日目

2017年04月19日 08:43  AUTOSPORT web

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2017年F1バーレーンテスト1日目 オリバー・ターベイ(マクラーレン・ホンダ)
F1バーレーン合同テストが18日にスタート、マクラーレン・ホンダはテスト&開発ドライバーのオリバー・ターベイとともに初日に臨んだ。しかし走行を始めてすぐにパワーユニットにトラブルが見つかり、交換に長い時間を費やすことになった。

 シミュレーター作業担当のターベイは、MCL32を初めてコース上で走らせ、相関精度のチェック等を行う予定だった。しかしセッションスタート直後にインスタレーションラップを2周行った後、ERSにトラブルが見つかり、パワーユニット全体を交換して調査を行うことになった。そのため、ターベイは午前中セッションをノータイムのまま終えている。

 17時にコースに復帰したターベイは2回の計測ランを行ったのみで一日の作業を終えた。周回数は合計17周、タイムは1分35秒011で、どちらもこの日参加した12人中最下位だった。

 マクラーレンは、走行距離は限られていたものの、空力およびパワーユニットに関する貴重なデータを集めることができ、これを分析してテスト2日目のプログラムを決定すると述べている。19日にはストフェル・バンドーンが走行を担当する。

 マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエはテスト初日を振り返り、次のように語った。

「今朝、オリバーがインスタレーションランを行った後、ERSの水漏れが見つかり、パワーユニット全体を交換しなければならなくなった。バーレーンの週末に我々が見舞われたトラブルと関連があるのではないかと考えているが、状況が少し異なるので、ホンダのエンジニアたちが調査を終えるまでは、はっきりしたことは分からない」

「ガレージで働くスタッフの皆を称えたい。彼らはコース復帰を目指し、パワーユニット交換を行うために再び懸命に作業にあたってくれた。フライアウェイの連戦で、母国から離れて数週間を過ごし、それでなくてもきつい環境にあるなか、大変な作業を行わなければならなかった」

「マシンはコースに戻り、走行を再開することができた。オリバーが初めてMCL32をドライブし、いくらか周回を重ねることができてよかった。彼が走っているところを見ることができてうれしい。チームのために尽くしてくれたことに感謝する」

「今夜、チームは明日のテストに向けてシャシーとPUの準備をするため、いつもどおり懸命に取り組んでいく。明日は今日より生産的な一日になることを期待している」