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ホンダF1、バーレーンテストでもERSに水漏れが発生。新スペックの開発が阻害

2017年04月19日 07:13  AUTOSPORT web

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2017年F1バーレーンテスト1日目 オリバー・ターベイ(マクラーレン・ホンダ)
F1バーレーン合同テスト初日、ホンダのパワーユニットに再びトラブルが発生した。バーレーンGPでホンダは相次ぐトラブルに苦しんでいたが、テストでも順調なスタートを切ることができなかった。

 バーレーンGPでマクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンは金曜プラクティスで2回、日曜決勝直前に1回、フェルナンド・アロンソは土曜予選で1回、MGU-Hの冷却水の水漏れに見舞われた。

 今季パフォーマンス不足に悩むホンダは、現在、新仕様の開発に取り組んでおり、18日、19日のバーレーンテストでいくつかの開発コンセプトを試す予定であると、ホンダF1プロジェクト総責任者、長谷川祐介氏が述べていた。ホンダは新仕様をモナコGPかカナダGPで投入することを目指しているが、スペインGPにある程度の改良を施したものを持ち込む可能性もあるとみられる。

 しかしバーレーンテスト初日、マクラーレンのテスト&開発ドライバーのオリバー・ターベイがインスタレーションラップを2周行った後、トラブルが発見され、マシンがガレージに戻された。エネルギー回生システム(ERS)に水漏れが起きたため、パワーユニット全体の交換が必要になったのだ。

 ターベイはテスト終了約1時間前にコースに復帰することができ、合計17周を走行、1分35秒011で全体の最下位となった。

 この日、搭載していたパワーユニットは、日本から取り寄せた新しいテスト用の仕様であり、同じ仕様のものに交換されたものとみられると英AUTOSPORTは伝えている。

 ホンダは、この日のトラブルがバーレーンGPの週末に起きたものと同じなのか、バーレーンの気候やレイアウトに関係するものなのかを調査中であると述べている。

 長谷川ホンダF1総責任者は、早急な問題解決と新仕様開発を指揮するため、決勝後、日本に帰国した。