2017年04月18日 21:14 リアルサウンド
現在公開中の『ゴースト・イン・ザ・シェル』より、美術に関する特別映像が公開された。
本作は、押井守のアニメーション映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』をハリウッドで実写化したSF映画。脳以外は全身義体の少佐率いるエリート捜査組織・公安9課が、サイバーテロ組織と対峙する模様を描く。スカーレット・ヨハンソンが主人公の少佐を演じるほか、ビートたけしやジュリエット・ビノシュが出演している。
このたび公開された特別映像は、本作においての“美術”にフォーカスをあてたもの。映像では、『攻殻機動隊』の世界観を表現するにあたって、ルパート・サンダース監督や美術担当が、膨大なコンセプトアートでビジョンを共有しながら、最新のデジタル技術を駆使し、原作に基づいた“宗教と人種が混在するレトロな未来”が創作されていく様子が映し出される。
少佐役のヨハンソンは「ルパートは自分のビジョンを持っていて、ユニークで魅力的な未来を創り出した」と語り、サンダース監督も「誰も見たことのない独自の世界観だ」と自信を覗かせている。
また、世界的に有名なデザイン・特殊メイク工房でクリエイティブ・ディレクターを務めるリチャード・テイラーは、「原作は私たちの多くに大きなインスピレーションをもたらしてきたものだった。何かしら未来を舞台にした映画について意見を交わすときは、いつもこの独自の世界を参考にするんだ。アーティストとして、ファンとして、私たちはこのプロジェクトに参加せずにはいられなかった」と明かし、ヨハンソンも「今まで見たこともないような都市よ。『ブレードランナー』の光景が継続され、アップデートされたような感じとも言えるわ。私は、てっきりデジタルで冷たい未来が描かれるものと思っていたけど、全然違っていたの。そこに魅了されたわ。すごく温かみがあって魅力的でユニークな世界よ」とその世界観を絶賛している。(リアルサウンド編集部)