映像祭『イメージフォーラム・フェスティバル2017』が、4月29日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国5都市で順次開催される。
今年で31回目を迎える『イメージフォーラム・フェスティバル』。今回のテーマは「タンジブル・ドリーム 触れることのできる夢」となる。ポスターデザインは近田春夫が担当。
同イベントは、海外作品招待部門の「ニューフィルム・インターナショナル」、日本作品招待部門の「ニューフィルム・ジャパン」、一般公募部門の「ジャパン・トゥモロウ」、国内外の5作家に焦点を当てる特集上映「フィルム・メーカーズ・イン・フォーカス」で構成。東京会場では国内作品91本、海外作品45本の計136本を上映するほか、ビデオインスタレーション作品1点を展示する。さらに世界各地の映画祭、美術館のキュレーターによるトークイベント『ミート・ザ・キュレーター』も実施。
「ニューフィルム・インターナショナル」部門には、カセットテープの誕生秘話に迫ったザック・テイラー監督の『カセット:ドキュメンタリー・ミックステープ』や、ナレーションで長谷川博己が参加しているフィオナ・タンの作品『Ascent/アセント』、ハーバード大学感覚民族誌学研究所出身の作家たちによる『エル・マール・ラ・マール』、ミヒャエル・グラヴォガー監督のドキュメンタリー作品『ワーキング・マンズ・デス 労働者の死』などがラインナップ。
「ニューフィルム・ジャパン」部門では、ビジュアル・ブレインズによる『記憶のマチエール』や、太田曜の『Le Mur』、田中廣太郎『AST*RISK』、冠木佐和子のアニメーション作品『夏のゲロは冬の肴』、鈴木光のドキュメンタリー作品『Garden』、小池照男の『ECOSYSTEM-25- Black2』などを上映する。「ジャパン・トゥモロウ」部門では417作品の応募作品から選ばれた15作品をピックアップ。「フィルム・メーカーズ・イン・フォーカス」では、今井祝雄、中井恒夫、萩原朔美、芹沢洋一郎、ヘルシンキの映像作家パシ・スリーピング・ムルマキの作品を特集する。
上映作品やスケジュール、イベントの詳細はシアター・イメージフォーラムのオフィシャルサイトで確認しよう。