ホンダは、軽二輪スーパースポーツ『CBR250RR』を5月12日(金)に発売すると発表した。
『CBR250RR』は1990年に登場し、2000年に生産が終了したが、今回17年振りに復活。2015年に開催された東京モーターショーでコンセプトモデルとして発表され発売に至った。
CBRの“RR”シリーズの思想「トータルコントロール~操る楽しみの最大化」を共通の背景とし、「直感、体感、新世代“RR”」をコンセプトに開発され、スタイリングデザイン、車体、パワーユニットとほとんどが新設計された。
エンジンは、CBR250Rに搭載されている単気筒エンジンではなく、新開発の水冷4ストロークDOHC直列2気筒250ccエンジンを搭載。低中回転域での力強さと高回転までシャープに吹けあがる特性があり、最大で38馬力を発揮する。
スロットルは機械式ではなく電気信号伝達の「スロットル・バイ・ワイヤシステム」を250ccクラスで初めて採用された。また、選択可能な3つのエンジンモードによって、ライダーの好みに合った出力特性を選択することができる。
フレームは新設計の鋼管トラス構造、スイングアームにはアルミ製のガルアームタイプが採用されており、フロントサスペンションは倒立タイプ、リアは路面追従性に優れたプロリンクサスペンションとスーパースポーツの装備がふんだんに盛り込まれている。
スタイリングは、フロントが低く、後方に向けて高く跳ね上がる先鋭的なデザインで、スーパースポーツのポジションとなった。またタンクからシートへ繋がる部位の幅を大きく絞ることで足つき性の良さと取り回しやすさにも配慮。デュアルヘッドライトをはじめ、ウインカー、テールランプなどの灯火器類すべてにLEDが採用された。
メーカー希望小売価格はマットブラックとシルバーは756,000円(税込み)、レッドが777,600円(税込み)。マットブラック、シルバーのABSモデルが806,760円(税込み)、レッドのABSモデルが828,360円(税込み)となっている。