トップへ

キンキ光一&剛が醸す“ゆるさ”に注目! 『KinKi Kidsのブンブブーン』は長寿番組となるか?

2017年04月18日 07:03  リアルサウンド

リアルサウンド

リアルサウンド編集部

 日々バラエティ番組や音楽番組などで我々を楽しませてくれている、ジャニーズメンバーたち。中でもジャニーズメンバーたちの冠番組が今、面白い。『VS嵐』(フジテレビ系)、『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)、『関ジャニ∞クロニクル』(フジテレビ系)、『キスマイBUSAIKU!?』(フジテレビ系)など、度々話題に挙がる番組が多く存在している。


(関連:KinKi Kids 堂本光一の“恐怖症”とは? ジャニーズで頻発するUFO&宇宙人目撃談も


 その中には長寿番組も少なくない。例えば、TOKIOの『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)。1995年から放送がスタートし、今年で22年目を迎える。メンバーがかなり本格的に農業・土木業・料理・生態調査など行なう様子が人気で、ジャニーズファン以外の老若男女から高評価を得ている番組だ。また、『関ジャニ∞のジャニ勉』(フジテレビ系)も今年で10周年を迎える。いずれの番組もメンバー全員が出演しており、一人ひとりの素が垣間見れるシーンが多い。これが長寿番組となる秘訣なのかもしれない。


 そう考えると、毎週日曜日13時30分から14時に放送されている『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)も、長寿番組となっていく予感がする。『KinKi Kidsのブンブブーン』は、堂本光一・堂本剛の2人がゲストのやりたいことをやっていくバラエティ番組。全ての回でロケが行なわれており、様々な場所を訪れるという内容だ。この番組の魅力は、何と言っても「ゆるさ」だろう。KinKi Kids2人の“頑張らない感”が終始流れており、何とも言えない脱力感が心地よい。例えば、ソファーや椅子に座る仕草ひとつとっても、背筋をピンと伸ばして座るのではなく、背もたれにもたれかかるように座っている。あたかも家でリラックスしている時のようだ。また、進行役やMC役が固定されておらず、2人が気ままにゲストをもてなす様も良い。


 「ゲストに対して全力で接待し、番組を盛り上げる」というバラエティにありがちな形式ではない分、ゲストも“バラエティモード”にならず比較的素に近い状態で出演できるのではないだろうか。それは、まさに「肩肘張らない」という言葉を体現するかのようである。ゲストは数々の著名人であるが、その中にはエレファントカシマシ・宮本浩次、八代亜紀などバラエティのイメージがあまりないゲストも少なくない。これは『KinKi Kidsのブンブブーン』ならではだろう。


 そして、光一と剛の関係性も見どころのひとつだ。今年でデビュー20周年を迎えるKinKi Kids。長年一緒に過ごしてきたからこその仲の良さが垣間見れるのが、ファンの間で人気のポイントだ。ゲストそっちのけでじゃれ合うシーンも多い。佐藤健のゲスト回や久本雅美のゲスト回ではKinKi Kids2人の仲良しぶりを見せたり、オードリーのゲスト回ではコンビ愛を確かめ合う企画をしたり、仲睦まじい様子が度々見られるのが嬉しい。


 剛は音楽、光一は舞台と、普段は別々の活動をしているKinKi Kids。2人揃った姿が見られるのは、貴重な機会である。4月16日の放送で今後の方針として「楽なロケが良いですね」(光一)、「我々があまり仕事、仕事、している感じじゃなくてリラックスしている中にゲストの人が来ていただいて、ゲストの方もリラックスしていただいていつもとは違う表情を見せてくれるみたいな」(剛)と語るシーンがあった。このように無理をしないからこそ、長く続けていけるのではないだろうか。今後もこの「ゆるさ」を楽しみながら、視聴していきたい。(高橋梓)