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ヨーロピアンF3:アイロット、レース2の雪辱晴らして優勝。日本勢は15位、17位と苦戦

2017年04月17日 18:33  AUTOSPORT web

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FIAヨーロピアンF3第1戦シルバーストン カラム・アイロット(プレマパワー)
FIAヨーロピアンF3は4月16日、第1戦シルバーストンのレース3が行われ、ポールポジションからスタートしたカラム・アイロット(プレマパワー)が優勝した。

 スタートでは3番手グリッドからスタートしたジョエル・エリクソン(モトパーク)がレース2同様に好スタートを決め、オープニングラップのブルックランズ(6コーナー)でアウト側からアイロットをパスする。

 これでいったんは2番手に後退したアイロットだが、エリクソンに離されることなく追随。テール・トゥー・ノーズに持ち込むと4周目のストウ(15コーナー)でアウト側からエリクソンを交わし、ポジションを奪い返した。

 トップに返り咲いたアイロットは逃げ切りの体勢に入ると、レース中盤にはギャップを4秒まで拡大。最終的に6.815秒までギャップを広げてトップチェッカーを受けた。

 レース2ではエリクソンに逃げ切られ、勝利を逃したアイロットは「1周目は昨日のレースの再来かと思ったよ。またも、ジョエル(・エリクソン)に交わされたからね」と振り返る。

「しかし、今回は彼を逃さなかった。レース3に向けて、タイヤの温度管理がうまくできるよう、マシンセッティングを変更したんだ」

「ジョエルがミスをした隙を見逃さずに、アタックしたんだ。開幕ラウンドで勝つことができてよかった」

 2位にはエリクソンが続き、3位にはレース1を制したランド・ノリス(カーリン)が入っている。

 日本勢は9番手グリッドからスタートした牧野任祐(ハイテックGP)が15位、17番手グリッドからスタートした佐藤万璃音(モトパーク)が17位で完走を果たしている。

 FIAヨーロピアンF3第2戦は4月29~30日、イタリア・モンツァで行われる。