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月9ドラマ『貴族探偵』は、嵐と相葉雅紀にとってターニングポイントとなるか?

2017年04月17日 17:13  リアルサウンド

リアルサウンド

 嵐・相葉雅紀が主演を務める月9ドラマ『貴族探偵』(フジテレビ系)が、本日17日21時より初回放送を迎える。相葉が演じるのは、自分で推理をしない探偵・貴族という風変わりな役柄。ファンタジックな設定の役となる今作への出演は、相葉にとってかなり挑戦の意味合いが強い。インタビューなどでは、浮世離れしたゴージャスな衣装や貴族然とした振る舞いなど、役作りについてはかなり苦労したと語っていた。


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 『貴族探偵』は“月9枠”が30周年を迎える記念すべき作品ということもあり、直前のプロモーションにも力が入っている。4月14日放送の『さんまの番組向上委員会』(フジテレビ系)には、相葉と共演者の生瀬勝久、武井咲が出演。番組では、堀内健やウド鈴木などのボケの洗礼に真っ向から立ち向かっていく、ふだんあまり見ることができない相葉の姿があった。本日も朝から同局の情報番組『とくダネ!』や『ノンストップ』へのゲスト出演、ドラマ放送直前のクイズバラエティ『ネプリーグ』への参戦など、あらゆるジャンルの番組で相葉の活躍を見ることができる一日となっている。


 滝藤賢一、中山美穂、松重豊などの豪華共演者とともに、主演=座長として『貴族探偵』を盛り上げようとする、相葉の一連の姿は実に頼もしい。そして、そんな姿からは相葉の“座長としての素質”を感じ取ることもできる。雑誌『ザテレビジョン』(4月21日号)に掲載されていた相葉と武井の対談インタビューでは、武井が「すごい柔らかい方なのに、相葉さんがいらっしゃると現場が締まるところが座長だなぁって。いい緊張感がありますね」と現場の様子を語っていた。さらに、武井は相葉の印象について「相葉さんみたいなお兄ちゃんがいたらいいなと思ってました。相葉さんは優しいし、ネガティブなところがないから。私、井川(遥)さんはアロマ的な魅力がある方だなって思ってたんですが、相葉さんもそう。癒されます」と評した。物事に真摯に取り組む姿が現場に緊張感を生み、おだやかな人柄が癒しを生むのだろう。相葉は、嵐のメンバーはじめ自らの仲間を大切にし、後輩の面倒見がいいことでも知られ、“頼れる兄貴”的な一面を見る機会も増えている。月9主演というプレッシャーを持ち前のポジティブさで乗り越え、さらなる飛躍を見せてくれるだろうか。


 また、同ドラマ主題歌を務める嵐の「I'll be there」は、彼らの2017年第一弾シングル曲として4月19日にリリースされる。昨年、大野智と松本潤の主演ドラマ主題歌を収録したシングル『I seek/Daylight』(2016年5月)は『A・RA・SHI』(1999年11月)、『Calling/Breathless』(2013年3月)に次ぐ、嵐の歴代シングル売上枚数第3位を記録した。両ドラマともに評判が高く、さらにそれぞれのエンディングで流れる楽曲が印象的だったため、CDセールスにも影響を与えたと考えられる。すでにドラマとの相性の良さが語られている「I'll be there」だが、物語の世界観に実際どのようにはまるのだろうか。相葉にとっても、嵐にとっても、『貴族探偵』は今年の大きなターニングポイントの一つとなりそうだ。(竹上尋子)