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『スター・ウォーズ』マーク・ハミル、故キャリー・フィッシャーを思い涙ぐむ

2017年04月17日 11:34  Techinsight Japan

Techinsight Japan

“ルーク・スカイウォーカー”もレイア姫ことキャリーを追悼(出典:https://www.instagram.com/starwars)
映画『スター・ウォーズ』シリーズのルーク・スカイウォーカー役で知られる俳優マーク・ハミル(65)が、同シリーズでレイア姫を演じた女優キャリー・フィッシャー(享年60)に言及。昨年12月に機内で倒れそのまま帰らぬ人となったキャリーとの共演や交流を回顧し、涙をこらえながら追悼文を読み上げ彼女の死を改めて悼んだ。

映画『スター・ウォーズ』シリーズでは、キャリー・フィッシャー演じるレイア姫らと共に帝国軍と戦うルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミル。そのマークがこのほどオーランドで開催されたシリーズ誕生40周年記念イベントに参加し、昨年キャリーの死後に発表した声明文を改めて読み上げた。

「彼女には決断力があり、タフな人でした。でも応援せざるを得なくなる弱さもあり、幸せになってほしいと願わずにいられなくなるんです。そんな彼女を、僕は素晴らしいと思っていました。」
「まるで自衛手段のように、キャリーはタフさをよろいのごとく誇示していた。でも彼女は心の底に、幼い少女のような弱さを持ち合わせていたのです。」
「彼女のそういう部分は非常に魅力的でした。それに彼女はとても賢い人でもあったのです。」
「自分の愛する人が思い出になってしまう。でもその思い出は、自分の宝物として残ります。今日僕達は、その宝を称賛するためここにいます。そう、その宝はキャリー・フィッシャーなのです。」

ちなみにキャリーとマークは劇中“双子”を演じ、仕事上だけでなく私生活でも仲は良かったという。

「彼女は、僕の職業や私生活においても非常に重要な役割をはたしてくれました。キャリアも私生活も、彼女がいなければもっと空虚なものになっていたでしょう。彼女のおかげで笑ったこと、また彼女の英知や優しさに感謝しています。僕の“スペース・ツイン”のヤンチャで気ままな性格ゆえに何年も色々なことがありましたが、それも含めて僕は感謝しているのです。」

少々ハチャメチャながらも、明るく陽気な性格ゆえに共演者、ファン、家族、友達、そして関係者にも深く愛されたキャリー。そんな彼女の遺作となった『スター・ウォーズ/最後のジェダイ(原題:Star Wars: The Last Jedi)』は今年12月に公開となるが、残念ながらエピソード9ではその麗しい勇姿を観ることはできないという。しかし『最後のジェダイ』については死去の前に撮影を終了しており、「出番はかなりある」と映画制作サイドも発表している。美しく可憐ながら、強く勇猛で賢かったレイア姫―その死が伝えられた後にファンの一部はライトセーバーを持ち集合し、夜空に光を向けて彼女の冥福を祈った。

「レイアはこの私なの。」

生前にそう語っていたキャリーも、そして彼女を支えた関係者や共演者達も変わることのないファンの熱い想いに胸を打たれたはずだ。しかし愛情が深かっただけに、今も娘ビリー・ラードやマークらの喪失感は非常に大きいという。

出典:https://www.instagram.com/starwars
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)