2017年F1バーレーンGP決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソはリタイア(14位完走扱い)、ストフェル・バンドーンは出走できずに終わった。
バンドーンのマシンに、グリッドに向かう途中に水圧の問題が見つかり、スタート時間までに修復することができなかったため、チームはマシンをガレージに戻し、リタイアを決めた。
アロンソは15番グリッドからスタートし、レースの残り3分の1以降は12番手を走行していたものの、フィニッシュまで2周の時点でマシンに異常を感じると報告。トラブルが相次いだ週末を送ってきただけに、チームは予防的措置でリタイアを決めた。アロンソが報告した問題については調査中だということだ。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
言葉がない。フェルナンドは完走できず、ストフェルはスタートすらできなかった。マクラーレン・ホンダにとってひどい一日だ。それを隠そうとしても意味がない。
ストフェルにとっては、それでなくてもひどい週末だったのに、状況がさらに悪化した。パレードラップで彼のパワーユニットに水圧の問題が発生したのだ。彼は金曜にすでにMGU-Hのトラブルを経験している。今日、故障が見つかり、我々は出走を断念するほかなかった。次から次へとトラブルが起こり、それによって週末を台無しにされて、当然のことながら彼は悔しい思いをし、腹を立ててもいるだろう。彼は何も悪いことをしていないのだから。それにもかかわらず、ストフェルはガレージでエンジニアたちと過ごし、アドバイスを提供したり、彼らを助けたりしていた。本当に素晴らしい若者だ。
フェルナンドは、直線スピードが劣るMCL32を駆り、いつもどおりレースで果敢に戦ったが、55周目に何か異常が起きたと感じた。今週末は何度もトラブルが発生したことを考慮し、我々は彼のマシンをリタイアさせることに同意した。何の問題が起きたのか、これから調査する。
我々を出迎えてくれたバーレーンの人々に対し、このような期待外れのパフォーマンスを見せることになり残念だ。今年のグランプリも見事に運営され、非常にドラマティックな展開になった。バーレーン・インターナショナルサーキットは今年で13回目のグランプリを開催、その歴史のなかでF1サーカスにとって人気の開催地としての地位を築いた。