4月8~9日に岡山国際サーキットで熱戦が展開されたスーパーGT第1戦岡山。レースウイークのサーキットでのトピックスをいくつかお届けしよう。
新フォーマット導入、レース序盤からの波乱、さらにGT500ではレクサス勢の上位独占と、話題が多かったスーパーGT第1戦。レースの深層は4月14日発売のオートスポーツNo.1454をご覧いただくとして、このコーナーではその他のトピックスを取り上げてみよう。
■今年の流行は“マシン色+マット”?
毎年開幕戦と言えば、ドライバーによっては新しいヘルメットを投入する。ドライバーによってはまったくカラーリングを変えなかったり、マイナーチェンジだったりするドライバーも多いが、“基本パターン”を踏襲しつつ、マシンやレーシングスーツのカラーリングに合わせるドライバーも最近は多い。
ちなみに、ここ数年の流行はマットカラー。マットとメタリックを組み合わせるものもある。走行前日の金曜日には、GTAの公式写真撮影を前にヘルメットにスポンサーステッカーやバイザーステッカーを貼り込むシーンも。
■金曜日は撮影祭り
例年のことだが、開幕戦の金曜日はメインストレートを使って各メーカーやチームの記念撮影が行われる。オフィシャルカメラマンによって撮影された写真たちは、今後各メーカーのホームページ等で使用されていくはずだ。ちなみに各メーカーの写真、さらに土曜に撮影されたドライバー集合写真はこんな感じ。ニッサンはドライバー8名の写真も撮影する。
■ピットもいろいろ変わってます
開幕戦ということもあり、ピット内部もさまざまな変化が見られる。第1戦から“本番カラー”となったZENT CERUMO LC500のピットは、ZENTのキャンペーンに合わせてご覧のカラーリングに。かなり作りも斬新だ。
また、最近はF1をはじめヨーロッパで主流となっているドライバーの写真を入れるチームも増えている。チャンピオンチームのLEXUS TEAM SARDも、平手晃平&ヘイキ・コバライネンの写真を入れてきた。
さらに、GT300チームでも最近はオーバーヘッドコンソールを入れるチームも多い。今季からチームとして参戦するD'station Racingでは、新たにオーバーヘッドを投入。GT300でもピット内の“コダワリ”は加速化しそうだ。
■VIP&有名人も岡山に登場
注目度が高かったスーパーGT第1戦岡山だけに、GT300に参戦するインポーターの社長も岡山に姿をみせた。Hitotsuyama Audi R8 LMSやTAISAN SARD R8 FUKUSHIMAのピットを訪れたアウディジャパンの齋藤徹社長や、AMG GT3が開幕ワン・ツーを達成したメルセデスベンツ日本の上野金太郎社長も登場した。
また、注目度抜群だったのが、D'station Porscheの総監督に就任した元プロ野球選手の佐々木主浩総監督。ポルシェカレラカップ・ジャパンのグリッドにも登場していた。
■全チームのピットにAED設置
今シーズンから、ドライバーやチームスタッフ、さらに観客の安全を確保するべく、全チームのピットにAED(自動体外式除細動器)が設置された。これはAEDの認知向上と普及、適正配置を推進するAED適正配置プロジェクトとスーパーGTのコラボレーションによるもので、決勝日にはプロジェクトの一角を担うトランスミッションのレーサー鹿島さんから、GTA坂東正明代表にAEDが手渡された。
■皆さまハッピーバースデー!
スーパーGT第1戦岡山のレースウイークには、ピットウォークの時間を使って、誕生日パーティが行われた。この週末、主なところではGAINER TANAX AMG GT3のビヨン・ビルドハイム、TOYOTA PRIUS apr GTの永井宏明、さらにLEXUS TEAM ZENT CERUMO佐藤正幸代表と石浦宏明といったところ。皆さんハッピーバースデー!