FIAヨーロピアンF3は4月15日、イギリス・シルバーストンで第1戦のレース2が行われ、ジョエル・エリクソン(モトパーク)がトップチェッカーを受けた。
3番手グリッドからスタートしたエリクソンは、オープニングラップの6コーナーでポールシッターのカラム・アイロット(プレマパワー)のオーバーテイクに成功。2周目を迎えるころには1.947秒ものリードを築く。
2番手に後退したアイロットは、レース序盤こそタイヤのウォームアップに苦しんだものの、レース10周目にはペースアップ。エリクソンと1秒以内につけてみせる。
トップの2台は、その後9周に渡って僅差のバトルを展開したが、ファイナルラップ直前にエリクソンがペースアップ。最終的に2.336秒までギャップを広げてトップでチェッカーを受けた。
2位はアイロット、3位はジェイク・ヒューズ(ハイテックGP)だった。
「最高のスタートだった」とエリクソン。
「路面が濡れていない(アウト側の)グリッドからスタートできたのがラッキーだった。最初から6コーナーでカラム(・アイロット)を抜くつもりでいた」
「だから4コーナーの立ち上がりでアウト側を狙いに行ったんだ。かなりタイトなラインだったけど、うまく決めることができたよ」
「そのあとは、とにかくギャップをマネジメントすることに集中した」
日本勢は17番手グリッドからスタートした佐藤万璃音(モトパーク)が、ポジションを5つ上げて11位でフィニッシュ。10番手グリッドからスタートした牧野任祐(ハイテックGP)は19位だった。