マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、F1バーレーンGP予選Q2でタイムを記録できなかったのは、パワーユニットのトラブルが起きたからであると語った。決勝に向けてパワーユニット交換が必要になりそうだという。
アロンソはQ1を通過、Q2でコースに出たものの、1周を走り切ることなくピットに戻り、そのままセッションを終えた。彼によると、最初のフライングラップを走り終えようとしていた時にエンジンが壊れたため、ゆっくりピットに戻り、マシンから降りなければならなかったということだ。
その結果、予選はQ2最下位の15位に終わった。エンジン交換が必要になれば、日曜に初めて使うエンジンで決勝を戦わなければならず、事前のセットアップが十分にできないということになる。
「残念だ。あのラップはうまくいっていたんだけどね」とアロンソ。
「Q1のラップより0.5秒速いタイムが出ていた。他のドライバーたちのタイムにもよるけれど、13位、14位、あるいは12位になっていたかもしれない」
「なのに最終コーナーに入って行った時、エンジンが壊れた。それでゆっくりとピットレーンに入っていた」
「元々困難なレースになることは分かっていたけれど、余計状況は厳しくなった」
「パワーユニットを交換しなければならない。エンジンのキャリブレーションを行う機会がないままレースに臨み、それでなくても少ないパワーをめいっぱい使うことができないかもしれない」
「適切なセッティングを施してもらえるといいね。とはいえ本当なら、ベストな状態にするには少なくとも1セッションを走ってキャリブレーションを行いたいところだ。(それができないから)厳しいレースになると思う」
「(今年の)僕らは、前のマシンの(トラブルなどの)助けを借りなければ、いい結果を出すことはできない。明日はこれまで以上にそういう状況になるだろう」
今季F1では4基のパワーユニットを使用することが許されており、5基目以降になるとペナルティが科される。アロンソは、トラブルでエンジン交換を行わなければならない状況をなくし、計画的にシーズンを戦えることを願っている。
「予選では新しいエンジンを積んで数周走ってセットアップするという機会はない。そういう意味で、タイミングが悪かった。でもそれはどうしようもない」
「こういうことは今後起こらないことを願うよ。エンジン交換は、壊れた時ではなくてマイレージが限界に達した時に行いたい」