F1バーレーンGPの金曜、フェラーリは2回のフリープラクティスでトップタイムを記録したものの、セバスチャン・ベッテル、キミ・ライコネンのマシンがともにトラブルに見舞われた。
FP1でライコネンはチームからピットに戻るよう指示を受けた後、白煙を上げながらコース脇にマシンをとめた。フェラーリは後に、ターボのトラブルが発生したと明かした。そのため、FP2に向けてエンジン(ICE)、ターボ、MGU-Hが交換された。
「午後に向けて交換したが、それは単に予防措置である。キミがトラブルフリーで午後を走れるようにすることが重要だった」とテクニカルディレクターのマッティア・ビノット。
「まだ何が起きたのか、完全には把握していない。すべてのパーツを分析し、原因を知り、その結果、パワーユニットのすべてのエレメントが再利用できることを願っている」
FP2では、ライコネンがマシンをとめた同じ場所でベッテルのマシンがシャットダウンするというトラブルが発生した。ベッテルはなんとかピットまでマシンを戻し、その後、ほどなくコースに復帰した。
ビノットはこれは「電気系の小さな問題」であると説明、チームとしては「さほど心配していない」と述べている。
ベッテルはFP1、FP2ともにトップタイムで金曜走行を終えた。ライコネンはFP1では満足に走れず20位、FP2では4位だった。