新社会人の中には、そろそろ初めての給料日だという人もいるだろう。シルクストールブランドのメコンブルーは4月13日、初任給に関する調査結果を発表した。
調査は3月29日~31日、2017年4月に新社会人となる大学生・大学院生718人を対象にインターネットで行われた。
「自分には必要ない」と感じているが払ってもらっている
初任給をもらうことに伴って、自分の気持ちや親子関係の変化はあるかについて聞くと、「自身が社会人になることは、親の子育ての区切りになると思う」と回答した人が87.6%で一番多かった。次いで「成人式よりも、初任給をもらう時のほうが自立を実感する」(86.9%)、「初任給をもらうことで『親からの自立』を実感する」(83%)と続く。
実際、親からの自立を感じられると思うタイミングとしてトップに上がっていたのは「就職し、初任給をもらったとき」で、金銭的自立が親からの自立と考えている人が多いようだ。
その一方で「親からされているがもう自分には必要ないこと」という質問で、「携帯電話料金は親が支払っている」と答えた人は64.9%にも上っていた。そのうち38.6%は「もう自分には必要ない」と思っているが、26.3%は「そのままでも構わない」と回答している。
他にも、「外食の際、親に払ってもらう」と回答した人は70.7%、「親が洗濯物を畳んでいくれている」は58.1%という結果が出ており、中々「親離れ」出来ていないのも事実だろう。
ちなみに初任給は「両親へのプレゼント」(50.4%)に使う予定だと答えた人が多かった。2位は「預貯金」(48.1%)と、新入社員の金銭に対するシビアさが垣間見えた。