マクラーレン・ホンダは、今年のインディ500に出場するためにモナコGPを欠場するフェルナンド・アロンソの代役として、同チームのリザーブドライバーでアンバサダーを務めるジェンソン・バトンを起用することを発表、同じ週末に戦うふたつのレースでいい結果を持ち帰れることに期待している。
12日、マクラーレン・ホンダはアロンソが2017年インディ500に「マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ」のエントリーで出場すること、モナコGPを欠場することを発表した。その2日後の14日、チームはモナコGPにバトンがストフェル・バンドーンのチームメイトとして出場することを明らかにした。
チームは、バトンがアロンソのMCL32に乗るのはモナコの1戦だけであり、アロンソはカナダ以降、シーズン最後までマクラーレン・ホンダで予定どおりF1に参戦することを改めて強調した。
レーシングディレクターのエリック・ブーリエは、次のようにコメントしている。
「ジェンソンに対し、フェルナンドの代わりにモナコGPに出場するという提案をしたところ、彼が受け入れてくれたので非常にうれしく思っている」
「マクラーレン・ホンダのメンバー全員、スポンサー、パートナー、ファン全員を代表し、これはジェンソンにとって、ホンダにとって、スポンサー/パートナーにとって、モナコにとって、そしてF1全体にとって素晴らしいニュースであると申し上げることができる」
「ジェンソンは人として、ドライバーとして一流だ。速く、スムーズで正確な走りをする。この数カ月レースの世界から離れていたが、競争の感覚は全く失っていないだろう。結局のところ、去年の11月のアブダビGPに出場してから数戦離れていただけなのだ。フィジカルな面では以前と全く変わらない。彼はモナコを得意としている。我々のために素晴らしい仕事をしてくれるはずだ」
「フェルナンドはモントリオールでマクラーレン・ホンダMCL32に戻ってくる。インディアナポリスから素晴らしいストーリーを持ち帰ってくれることを期待している。モナコとインディほど異なるサーキットはない。ひとつはツイスティでバンピーなストリートコース、ひとつはバンクがついたハイスピードオーバルのスーパースピードウェイだ。しかしこれこそがモータースポーツの魅力といえるだろう。マクラーレンとホンダが多様な技術を持つことの表れでもある。そして我々が何にもましてレーサーであるという事実を裏付けているといえるだろう」