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宅配便配達スタッフ、伝票に記載された電話番号でナンパ? 広報は「社内で事実を確認中」と回答

2017年04月13日 18:02  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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大手宅配会社の従業員が、業務上知った電話番号を利用し、利用者に個人的な接触を図ろうとしたというツイートが4月12日に投稿された。

「さっき11時ごろ荷物渡しに行った〇〇の人です!よかったらLINEしませんか?」

呟いたアカウントは、荷物を受け取った人の恋人のようだ。ツイートによると、彼女の家に昼間、アマゾンで買った商品が届けられた。その際、配達員から「いつもはこの時間帯はいないのに今日はいるんだね」と言われた。彼女と配達員はそれまで面識がなかったという。

その後、彼女の携帯電話には「さっき11時ごろ荷物渡しに行った〇〇(※ 伏字は編集部)の人です!よかったらLINEしませんか?」というショートメールが届いた。彼女は不審に思いながらもLINEに追加。電話番号の入手先を問うと

「伝票に書いてあるんだよw 破損とか確認とかで電話するときもあるからさ」

とあっさり白状したようだ。私的利用ではないかと指摘すると「そーなるね すいません」と認めたものの、事の重大さに気付いたのか、その後は連絡が取れなくなった。

アカウント主と当事者である彼女が警察に相談すると、ストーカー案件として取り扱われることになったそうで、

「後は警察に任せたので特に何か言ったりはしませんが新社会人や新入学生とかで1人暮らしの女の子は本当に気をつけてほしい それが言いたいだけ」

と注意を呼び掛けている。

引っ越し業者、コンビニ、似たようなトラブルはこれまでも多数発生

この宅配会社の広報担当者は、キャリコネニュースの取材に対し「そういったお話があることは確認しておりますが、現在社内で事実確認を行っている状況ですので、お答えできません」とコメントしている。

今回の騒動が事実かどうかはまだ確定していないが、同様のトラブルはこれまでも多数多発している。

昨年3月には引っ越し業者の社員が、顧客の電話番号を元に女性に個人的な接触を試みたと騒動になった。2015年にはコンビニエンスストアの従業員が、ポイントカード作成時に提供してもらった氏名情報からSNSアカウントを調べ、女性に連絡を取った例もある。こうなると、誰を信じていいのかわからない。自衛にも限界がある。個人情報の不正利用は許されざる行為だ。事実関係の確認が待たれる。