インディ500を2度制しているファン・パブロ・モントーヤは、F1時代のライバルだったフェルナンド・アロンソがインディ500に参戦することを聞いてすぐにメールを送ったと語る。
12日、アロンソがF1モナコGPを欠場し、アンドレッティ・オートスポートからインディ500に参戦することを発表された。
今シーズンはインディ500へのスポット参戦が決まっているモントーヤ。アロンソとは、2001年のオーストラリアGPでF1デビューを果たした同期で、2006年にモントーヤがF1を離れるまで戦ったライバルだ。
モントーヤは、アロンソがインディ500で絶対的に強くなることを期待している。
「この話を聞いた時、すぐにメールを送ったよ。しかし、彼がたくさんの助けを必要しているとは思わないね」とモントーヤ。
「フェルナンドは素晴らしいレーサーだよ。一緒に戦っていた時代から、彼と彼のレースに多く関わってきた。彼には、オーバルがどのように作用するか、特にほかの車についていく技術を学ぶ必要があるよ」
「セットアップについては、彼がいい仕事をすると思っている。彼はよい感覚を持つだろうね。しかし、インディで重要な点は、個人で走っているときとトラフィックの中で走っているときに必要なバランスなんだ。特に大きい集団で走行しているときは興味深い感覚だよ」
「ほんの少しアンダーステアにしたいとき、彼には大きな調整になるだろう。フォーミュラ1では、完璧なバランスを求めてきたし、ハイスピードコーナーでのクルマのフィーリングはかなり自由だったからね」
「オーバルでは、ほんの少しのアンダーステアが欲しいなら、それを望んではいけない。それでも、彼はうまくやるよ。彼は非常にいいドライバーだし、経験豊富さ」とコメント。
モントーヤは、2017年のF1カーのコーナーリングスピードの増加によって、アロンソがスーパースピードウェイのターンに合わせる問題を抱えるとは考えていないようだ。
「スパやシルバーストン。F1にはたくさんの高速コーナーがある。それに今年のF1カーはグリップが高いし、コーナースピードも速いから、彼には問題にならないだろうね」
「単独走行でどれだけいいかではなく、トラフィックの中でどのくらい速いかというのがインディだよ。フェルナンドが最初にロードコースでテストできるのは良いことだと思う。クルマに慣れることができ、インディアナポリスに来たら。彼はオーバルのテクニックに慣れなければならない。それはとても大きなことなんだ」