2017年04月13日 09:02 リアルサウンド
松岡茉優主演映画『勝手にふるえてろ』より、新キャストが発表された。
参考:北村匠海、次世代の“演技派”として頭角を現した背景ーーたしかなキャリアと複雑な役どころに迫る
本作は、『蹴りたい背中』で第130回芥川賞を受賞した作家・綿矢りさによる同名小説を、『恋するマドリ』の大九明子監督が実写映画化したコメディ映画。松岡演じるちょっと変わった恋愛ド素人OLのヨシカが、“2人の彼氏”を自分の中で、イチ、ニと勝手に命名し、“リアルな恋愛”と“脳内片思い”を繰り広げる極度に捻じ曲がった乙女心を描く。
そんなヨシカの“リアルな恋愛”の彼氏・ニ役を黒猫チェルシーのボーカル・渡辺大知、“脳内片思い”の彼氏・イチ役をDISH//でボーカル・ギターを務める北村匠海が抜擢された。そのほか、ヨシカの恋をかき乱してしまう同僚に石橋杏奈、ヨシカの話し相手になる釣りのおじさんに古舘寛治、ヨシカのすこしおかしな隣人に片桐はいりがそれぞれ演じている。
■渡辺大知コメント
脚本を最初に読んだ時から主人公のヨシカのキャラクターに釘付けで、ぼくは撮影中、実際に、空回りしながらもヨシカにずっと一直線でした。
主演の松岡さんは芯が強くて、可愛いのにひねくれてて、まさにヨシカそのもので、とても魅力的でした。
松岡さんを始め、この映画はいろんな魅力的な人物や景色で溢れている映画です。
それぞれの魅力が画面をはみ出しているところを、ぜひご覧ください!
■北村匠海コメント
台本を読んで、まず、独特な役名だなぁという印象から始まりました。
“あーいるいる”って要所要所で感じる松岡茉優さん演じるヨシカがとても面白く、僕自身も楽しみながら台本を読み進めることが出来ました。松岡茉優さんとは3度目の共演になります。
お互い初めて会った日からは、6年ほど経っているのですが、しっかりと魅力的な演技をされるので、やはり一緒に芝居するのが楽しかったです。ヨシカと共に色んな感情になれるような映画だと思っています。
ぜひ劇場でご覧ください。
■大九明子監督コメント
役名が、イチ、ニ。男を番号で呼ぶ小気味良さよ。一応現場では君付けで呼んでいました。
渡辺大知君が、面倒な男・ニ君をサイコーに愛しい男にしてくれました。ご自身も作り手だからでしょうか、視点が客観的でさすが!という時もあれば、何だニそのものじゃんカワイイ、と思う時もありました。あと、手が美しい。北村匠海君とは、イチ君が記号のようなイケメンにならないよう、相談しながら繊細に作りました。北村君は頭も良く、瞬発力もあり、日の出を待って数分で撮らねばならない慌しい中でも、演出に一瞬で対応してくれたのが印象的です。
(リアルサウンド編集部)