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ジネッタ、LMP1製作にウイリアムズの風洞利用「F1の栄光を支える施設を使えて光栄」

2017年04月13日 05:02  AUTOSPORT web

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ジネッタが公開したLMP1カーのイラスト
ウイリアムズF1のグループ会社、ウイリアムズ・アドバンスド・テクノロジーは、2018年にWEC世界耐久選手権のLMP1へ参戦を予定しているジネッタへ協力している。

 イギリスに拠点を置くジネッタは1958年に創立された老舗スポーツカーメーカーで、2005年にローレンス・トムリンソンがチェアマンに就任。G40やG55等のGTカーをリリースしているほか、LMP3カー、そしてLMP2カーのG57を製作している。

 そのジネッタは今年1月にLMP1への参戦を表明。伝説的デザイナー、エイドリアン・レイナードとともにシャシーデザインを進めている。

 ウイリアムズ・アドバンスド・テクノロジーと協業で、ジネッタは同社の風洞施設を利用し、「すでに多くのCFDデータを集めている」という。なお、本格的な空力パーツの開発は6月に開始する予定とのこと。

 ジネッタでテクニカル・ディレクターを務めるユアン・ボールドリーは「ウイリアムズ・アドバンスド・テクノロジーは素晴らしい施設を持っている」と語った。

「彼らの施設では、あらゆる車高やロール角、ヨー角でジネッタLMP1の実験を行うことができる」

「これまで複数のF1タイトルをもたらしているウイリアムズの風洞施設で、ジネッタLMP1のパフォーマンスを調べられるのは光栄なことだ」

 ジネッタは2018年にプライベーターへ販売するべく、まずは10台分のLMP1-L用シャシーを製作する予定。そのうち1台はマノーが購入する見込みとなっている。