ウイリアムズF1のグループ会社、ウイリアムズ・アドバンスド・テクノロジーは、2018年にWEC世界耐久選手権のLMP1へ参戦を予定しているジネッタへ協力している。
イギリスに拠点を置くジネッタは1958年に創立された老舗スポーツカーメーカーで、2005年にローレンス・トムリンソンがチェアマンに就任。G40やG55等のGTカーをリリースしているほか、LMP3カー、そしてLMP2カーのG57を製作している。
そのジネッタは今年1月にLMP1への参戦を表明。伝説的デザイナー、エイドリアン・レイナードとともにシャシーデザインを進めている。
ウイリアムズ・アドバンスド・テクノロジーと協業で、ジネッタは同社の風洞施設を利用し、「すでに多くのCFDデータを集めている」という。なお、本格的な空力パーツの開発は6月に開始する予定とのこと。
ジネッタでテクニカル・ディレクターを務めるユアン・ボールドリーは「ウイリアムズ・アドバンスド・テクノロジーは素晴らしい施設を持っている」と語った。
「彼らの施設では、あらゆる車高やロール角、ヨー角でジネッタLMP1の実験を行うことができる」
「これまで複数のF1タイトルをもたらしているウイリアムズの風洞施設で、ジネッタLMP1のパフォーマンスを調べられるのは光栄なことだ」
ジネッタは2018年にプライベーターへ販売するべく、まずは10台分のLMP1-L用シャシーを製作する予定。そのうち1台はマノーが購入する見込みとなっている。