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【悲報】女子中高生の70%以上が「日本の将来に不安」 政治への不満も過半数を超える

2017年04月12日 19:21  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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女子中高生向けコミュニティサイトを運営する、ふみコミュニケーションズは4月11日、女子中高生の政治についての意識調査の結果を発表した。

調査は、同社運営のコミュニティサイト「フミコミュ!」で、2月1日~3月1日に実施。154人から回答を得た。女子中高生の過半数が日本の将来を悲観し、政治に失望していることが明らかとなった。

投票に行かない理由は「誰に投票しても同じだと思うから」

「日本の将来についてどう思う?」という質問に対して、「不安」と回答した人は複数回答で71.4%に上り、「明るいと思う」の10.4%を大幅に上回った。日本の政治については「不満」(18.8%)、「少し不満」(37.7%)を合わせると、過半数が不満を感じていることもわかった。

政治に「興味がある」という人は46.8%で、「自分の生活にかかわってくる事だから」(94.4%)という理由を挙げた人が圧倒的に多かった。政治に興味がない理由としては「よくわからない」(76.8%)が最も多く、「自分が考えたところで何も変わらないから」「政治家が信頼できない」という人もそれぞれ34.1%と20.7%づついた。

政治についてのかみ砕いた説明があれば、興味を持つ可能性は十分にあるといえる。また何も変わらないという諦めや政治家への不信感が政治への興味を奪っていることも浮き彫りになった。

18歳になったら、選挙に行こうと思うかという質問については、「思う」という人が65.6%で、「思わない」の9.7%に大差をつけた。行こうと思わないのはなぜかという質問には、「誰に投票しても同じだと思うから」(53.3%)という回答が「興味がないから」(40.0%)、「めんどくさいから」(40.0%)を上回っている。やはり政治への失望感が投票への気力を削いでいる可能性が高い。

政治のニュースはテレビで知る人が圧倒的に多く(94.8%)、インターネット(51.3%)がそれに続いた。またアメリカ大統領や築地市場の移転などの12のニュースのうち8つは過半数の人が知っていると答えており、主要なトピックは押さえている人が多いようだ。

現在の政治に不満を持ちながらも、何も変わらないという諦めや政治家への不信感から関心を削がれている様子が伺える。

電通社員が自殺したニュースを聞いて「入社してから自殺したくならないか不安」

また、一番気になっているニュースとして、「アメリカ大統領について」を選ぶ人が54.5%で最も多かった。その理由については、「入国禁止や人身差別などがあって酷いと思った」(新潟県 中学3年生)、「あんな人が大統領になった国がどうなるのか」(奈良県 高校3年生)といった回答が寄せられた。

待機児童問題については、将来保育士になりたい、「こどもができたら自分にも関係ある」といった理由から関心を持った人が多かった。

また電通社員の自殺については「入社してから自殺するような気持ちを持ってしまうか心配」と感じる人もいた。