Audi Team Hitotsuyama Press release - 2017.0411 - 002
11/04/2017
Race Report
2017 AUTOBACS SUPER GT Round-1 / OKAYAMA GT300KM RACE
たび重なる不運を乗り越え完走で開幕戦を終える
Audi Team Hitotsuyamaは、2017年4月8日~9日、岡山県の岡山国際サーキットで開催されたSUPER GT開幕戦「OKAYAMA GT300KM RACE」に出場。たび重なる不運を乗り越え、14位完走でレースを終えました。
Audi Team Hitotsuyamaは、2017年シーズンもAudi Japanとのパートナーシップを継続し、GT300クラスに参戦します。マシンは昨シーズンに投入したAudi R8 LMSを使用。タイヤも引き続きダンロップを装着します。ドライバーは、このチームで6シーズン目を迎えるリチャード・ライアンと、新たに加入した柳田真孝が務めます。
▱ 予選 4月8日、朝から曇り空に覆われた岡山国際サーキットでは、予選に先がけて9時から公式練習が行われました。朝まで降り続いた雨の影響で路面コンディションはウエット。まずは柳田がコースに入り約10周を走行。路面が乾き始めたこともあり、ライアンがスリックタイヤでコースイン直後、マシンが突然ストップ。回収のためにFRO(ファースト・レスキュー・オペレーション)車両がマシンを牽引したところ、牽引フックがフレームごと外れるという珍事が発生し、Hitotsuyama Audi R8LMSは積載車でピットに戻されました。
予選結果 P1 #65 LEON CVSTOS AMG 黒澤治樹/蒲生尚弥 P2 #4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口信輝/片岡龍也 P3 #25 VivaC 86 MC 土屋武士/山下健太 P12 #21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/柳田真孝
▱ 決勝 翌9日、曇り空が広がるものの、昼過ぎにはほぼドライコンディションとなった岡山国際サーキット。最終的なセッティングを確認するために、レース直前に設けられた20分間のウォームアップランに臨んだHitotsuyama Audi R8 LMSでしたが、ここでも不運に見舞われます。バックストレートエンドのヘアピンコーナーで後続のマシンがHitotsuyama Audi R8 LMSの右リアに追突。Hitotsuyama Audi R8 LMSのダメージは、ボディだけでなくサスペンションにも及びました。
ピットスタートだけは避けたいと考えるチームは、急ピッチでマシンを修復。コースインが認められる必要最低限の修復だけを施し、「仮」の姿でマシンをスターティンググリッドに送り出しました。その後は、さらにグリッド上で作業を続け、なんとかスタートに間に合わせることができました。この週末、ドライコンディションでの走行が極端に少なかったことから、セットアップとレース戦略に苦しんだAudi Team Hitotsuyamaは、不安を抱えたまま決勝に臨みます。スタートドライバーのライアンは序盤にポジションを2つ上げたものの、Q2で履いた柔らかめのタイヤが路面コンディションにマッチせず、苦戦を強いられました。それでもスタート位置から2つ後退の14位で踏ん張り、47周を終えたところでHitotsuyama Audi R8 LMSのステアリングを柳田に託しました。