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ミスター・T、64歳 闘病を乗り越えて「同じがん患者に希望を与えたい」

2017年04月12日 15:13  Techinsight Japan

Techinsight Japan

がん患者を励ましてきたミスター・T(出典:https://twitter.com/mrt)
TVドラマ『特攻野郎Aチーム』や映画『ロッキー3』などで知られるミスター・T(64)は、1995年にがん(T細胞リンパ腫)との宣告を受けそれを克服している。かねてより「人目に晒されている俺だって病気を克服したんだ。一般の人ならそっと療養できるし、きっと勝てるはずだ」と述べ、がん患者を励ましてきた彼がダンスリアリティ番組『Dancing with the Stars』に出演することになった。「小児病院でがんと闘っている子供達のために踊る」と語っていたが、その結果は…?

「俺もがんと闘った。そして俺は闘いを投げ出さなかった。がん患者達がそう聞けば、こう言ってくれると思う。『ワオ、僕も諦めないぞ』ってね。」

かねてよりそう語ってきたミスター・Tが、なんと『Dancing with the Stars』にコンテスタントとして出場した。残念ながら途中で敗退という結果になったものの、同番組で踊るには“理由がある”として、米『PEOPLE』に意気込みをこのように語っていた。

「小児病院で闘っている子供達のために踊るんだ。」
「それに俺は希望を与えたい。そう、がんの宣告を受けたばかりの人達にね。」
「こう伝えたいんだ。『俺だってがん闘病を経てここまできた。だから諦めるな』って。だから俺は踊る。ダンスが辛いなんて言いたくもない。そんなこと、がんと闘う人達に言えるわけがない。」

何年間にもわたり、何度も化学療法を受けてきたミスター・T。そんな彼に希望を与えたのは、神を信じる心だったという。そしてがんを乗り越えたミスター・Tは、がんと闘う人々にこう伝えてきたのだ。

「いいかい、自殺なんてする必要はないんだよ。今は良い薬もあるんだからって。この俺から(がん闘病に打ち勝つ)力を得てほしい。」

懸命にダンスの練習に励んだもののミスター・Tは敗退してしまったが、彼の思いは多くの患者と患者達を支える家族にとって大きな励みになったはずだ。

出典:https://twitter.com/mrt
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)