バイコレスから2017年のWEC世界耐久選手権へ参戦を予定していたロバート・クビカが、SNSでコメントを発表。チームを離脱し、シリーズへの参戦を取りやめると明かした。
クビカは、今年2月にバイコレスからWECのLMP1クラスへ参戦すると発表。本格的なサーキットレース復帰を果たす予定だった。
チームとクビカは、4月1~2日にイタリア・モンツァで行われたWEC“プロローグ”テストに参加していたが、チームが走らせるENSO CLM P1/01はマシントラブルにより、わずか6周の走行しかできていなかった。
2017年シーズン開幕戦のシルバーストン6時間を週末に控えた4月12日、クビカは自身のFacebookとTwitterを更新。バイコレスからのWEC参戦を取りやめると発表した。
「プロローグテストの後、バイコレスのLMP1プログラムへの参加を取りやめると決断した」とクビカ。
「そのため、週末のWECシルバーストンへは参戦しない。また、ほかのWECシリーズ戦にも参戦しない予定だ」
「競争が激しくチャレンジングなWECから手を引くというのは、苦しい決断だった。しかし、二度と参戦しないというわけではない」
WECプロローグで周回数を稼げなかったバイコレスは、現在もマシンの改修作業に追われているとされる。
バイコレスは離脱したクビカの代役にドミニク・クライハイマーを起用。第1戦シルバーストンにはクライハイマーとオリバー・ウェブ、ジェームス・ロシターの3名で挑む見込みだ。