モンスターエナジーNASCARカップは4月9日、第7戦テキサスが行われ、ジミー・ジョンソン(シボレーSS)が今季初優勝を飾った。
舞台となったテキサス・モータースピードウェイは今年初めにコースの舗装を一新。排水システムが強化されたほか、ターン1~2はバンク角も変更された。
2016年の最終戦ホームステッドで優勝して以降、勝利から遠のいていたジョンソン。週末の第7戦でも予選でスピンがあり、タイヤ交換を余儀なくされたため、後方からの追い上げとなった。
決勝レースではライアン・ブレイニー(フォード・フュージョン)が、レース30周目に出されたイエローコーションを巧みに使い、トップに浮上。そのままステージ1を制する。
続くステージ2では、マーティン・トゥルーエクスJr.(トヨタ・カムリ)に交わされたブレイニーだが、ステージ2残り6周というタイミングでオーバーテイクに成功。そのまま逃げ切った。
迎えた最終ステージ、ブレイニーは戦略ミスからトラフィックに巻き込まれ20番手まで後退。勝負権を失ってしまう。
代わってトップにはジョーイ・ロガーノ(フォード・フュージョン)が浮上。ロガーノはライバルよりもピットを遅らせる戦略を取り、レース残り45周で出されたイエローコーションのタイミングでポジションを上げた。
しかし、後方から新品タイヤを履くジョンソンとケビン・ハービック(フォード・フュージョン)が猛追。ロガーノは残り16周までポジションをキープしたものの、この周のターン1でジョンソンにインを突かれて後退。ジョンソンがそのまま逃げ切り、トップチェッカーを受けた。
2番手に後退したロガーノは、その後カイル・ラーソン(シボレーSS)にも交わされ3位でフィニッシュしている。新型カムリで挑むトヨタ勢最上位は、トゥルーエクスJr.の8位だった。
モンスターエナジーNASCARカップ第8戦は4月23日、テネシー州のブリストル・モータースピードウェイで行われる。