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LEXUS TEAM LEMANS WAKO`S スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

2017年04月11日 11:12  AUTOSPORT web

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開幕戦で2位となったWAKO`S 4CR LC500
LEXUS TEAM LEMANS WAKO`S
#6 WAKO`S 4CR LC500
Kazuya OSHIMA
Andrea CALDARELLI

2017年SUPER GTシリーズ
第1戦岡山国際サーキット レースレポート

大会概要:2017年スーパーGTシリーズ第1戦
大会名称」2017 AUTOBACS SUPER GT Round1 OKAYAMA GT300km RACE
開催日時:4月8日土曜日(予選) 4月9日日曜日(決勝)
開催サーキット:岡山国際サーキット(1周3.703km)
同時開催レースカテゴリー
・2017FIA-F4選手権第1戦&第2戦
・ポルシェカレラカップ・ジャパン2017第1戦&第2戦

LEXUS TEAM LEMANS WAKO`S参戦体制
ドライバー:
大嶋和也出身地
群馬県生年月日:1987年4月30日体重:63kg身長:171cm血液型:RH+A

ドライバー:
アンドレア・カルダレッリ
出身地:イタリア生年月日:1990年2月14日体重:70kg身長:175cm血液型:RH-O

チームオーナー:土沼広芳
エントラント代表:狐塚宣寿チーム
監督:脇阪寿一
チーフエンジニア:山田健二
チーフメカニック:寺尾由貴

予選(4月8日)
天気:曇りコース状況:ドライ~一部ウエット気温:19度路温:21度(Q1開始時)
予選開始:15時15分(GT500クラスQ1開始)

 抜群の人気を誇るレースシリーズ、スーパーGTの2017年が幕を開ける。オープニングレースの舞台は今年も岡山国際サーキットだ。

 昨年、GT500クラスでシリーズランキング2位に輝いたLEXUS TEAM LEMANS WAKO`Sは、今季も脇阪寿一監督の指揮のもと、大嶋和也&アンドレア・カルダレッリのコンビで戦う。

 マシンは2017年の技術規定に合わせて新開発されたレクサスLC500。開幕前のテストからレクサス勢、そしてブリヂストンタイヤ装着マシンが好調を示しており、WAKO`S 4CR LC500も仕上がりは上々。昨年、惜しくも取り逃がしたチャンピオンタイトル、その獲得へ向け、まずは岡山で最高のキックオフを狙う。

#6 WAKO`S 4CR LC500
予選結果:2位(予選Q1ベストタイム:1分18秒558/カルダレッリ選手)
(予選Q2ベストタイム:1分20秒960/大嶋選手)

 GT300クラスの予選中に赤旗中断があるなどしたため、当初予定より10分遅れてGT500クラスの予選Q1が開始された。

 空は曇りだが、いつ雨が落ちてきてもおかしくはない状況、Q1担当のカルダレッリは早めのコースインから1分18秒558のタイムで一時はトップに浮上し、最終的に2位でQ1通過を果たす。

 そして今度は大嶋がポールポジションを狙い、上位8台が競うQ2へと挑む。

 Q2も当初予定より遅れて16時15分開始となった。雨の影響も気になるなか、大嶋がまず1分20秒960というタイムで2番手となり、いよいよ本格アタックへ、というところで他車のコースアウトが発生、セッションは赤旗中断に。

 再開後は雨の影響が大きくなり、しかも再度の赤旗が出て予選は終了となってしまう。脇阪監督が「まともな勝負ならトップを獲れたと思います」という好感触を存分に発揮させてもらえず、不運なかたちの予選2位に。

 しかし決勝で充分に勝利を狙える位置であり、翌日に向け期待が膨らむ。

決勝(4月9日)
天気:晴れコース状況:ドライ気温:19度路温:25度(スタート前)湿度:36%(スタート前)
決勝パレードラップ開始:14時34分決勝レース周回数:81周(当初予定より1周減算)

#6 WAKO`S 4CR LC500大嶋和也選手&アンドレア・カルダレッリ選手
決勝結果:2位(所要時間:2時間12分41秒129/ベストラップ:1分19秒784=大嶋選手)

 今季からスーパーGTの決勝日は午前のフリー走行がなくなり、予選トップ3ドライバーによるトークショーが実施されるなど、より一層、ファンに寄り添ったかたちのイベント運営が展開されることとなった。初のトップ3トークショーには大嶋が出演。

 ファンサービス&セレモニーのあと、午後は完全真剣勝負モードである。朝は小雨も舞っていた岡山国際サーキットの空だが、決勝スタートを迎える頃には晴れて、路面も完全ドライとなった。

 #6 WAKO`S 4CR LC500のスタート担当は大嶋が務める。レースは他メーカーのマシンにトラブルストップらしき症状が相次ぐなどし、大嶋は実質ポール発進から戦うかたちになった。

 ただ、温度条件が予想より高くなったこともあり、ソフトタイヤで走る大嶋には辛いところも出て、ポジションを3つ下げる格好に。

 しかし先頭に大きく離されることはなく、大嶋はレースをしっかりマネージメント。そして38周終了時にピットへと向かった。ここでチームルマンのスタッフが素晴らしいピットワークを見せ、同じタイミングで入った38号車を逆転することに成功する。

 3番手となったカルダレッリは、前を行く36号車にバトルを挑む。42周目には36号車がコースオフし、カルダレッリは2番手へ浮上。その後、カルダレッリは首位の37号車を追った。

 何度も背後、あるいは真横まで迫るが、惜しくも捕らえきることはできずゴールへ。とはいえシーズン開幕戦で2位表彰台をゲットし、タイトル獲得に向け大きなポイントを得た(次戦は15点×2=30kgのハンデ積載)。

レース後コメント
大嶋和也選手のコメント
 レース前半は思ったより温度条件が高くなったために、自分のスティントに関してはタイヤ選択的に少し厳しい面もありました。でも涼しくなった後半、アンドレアの時には同じタイヤでパフォーマンスが上がりましたし、チームのピット作業も完璧でしたね。

 次の富士では30kgのハンデを背負いますが、テストでの仕上がりは富士の方がさらに良かったので、またチャンスはあると思います。

アンドレア・カルダレッリ選手のコメント
 ハードなトップバトルでした。いい戦いができたと思いますし、長いチャンピオン争いに向けて大きいポイントが取れて良かったです。チームの素晴らしい仕事のおかげでマシンはとても速かったですね。

 レクサス、ブリヂストンとも、冬のあいだにいい仕事ができました。これで30kgのハンデを積みますが、次の舞台である富士に関しても我々はコンペティティブな状態で挑める感触をもっています。

山田健二エンジニアのコメント
 大嶋選手が決勝レース中の全体ファステストラップを記録するなど、今回のマシンの総合的な仕上がりは良かったと思っています。

 ピット作業も良かったですね。富士ではウエイトハンデを積んだ状態のテストもしてきているので、うまく対応していきたいと思います。

脇阪寿一監督のコメント
 開幕戦、チームとしてしっかり戦うことができました。まず、ピット作業でアドバンテージを得られたことが良かったです。シーズンオフのあいだもチームスタッフが課題として努力していたことですから、それをクリアしてくれたことを嬉しく思っています。

 ドライバー、エンジニア、メカニック、それぞれがいい戦いをしました。もちろん、まだ良くしていなかければならない点もありますが、今回の結果はポジティブにとらえられるものだと思いますし、シーズン(王座争い)を見据えた戦いをしていきたいと思っています。

シリーズランキング
大嶋和也&アンドレア・カルダレッリ:2位/15ポイント
チーム部門:2位/18ポイント

観客動員数
開催期間中延べ入場者数約27,000人
4月8日土曜日(天気:曇り)9,700人4月9日日曜日(天気:晴れ)17,300人

イベントへの参加報告
ピットウォーク
開催日程:4月8日12:25~13:20
     4月9日9:55~10:50

キッズウォーク
開催日程:4月8日全走行セッション終了後
主催:GTアソシエイション、岡山国際サーキット
参加者:大嶋和也、アンドレア・カルダレッリ

 ピットロード開放エリアにて握手&サイン会、撮影会、グッズ提供を行い、沢山のお客様をお迎えすることが出来ました。キッズウォークではお子様を対象に握手&サイン会、キッズ限定グッズなどの提供を行ないました。