パウィが24位でレースを終える。中上は転倒リタイア
2017年4月9日(日)
Rd.02 アルゼンチンGP
アウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド
コンディション:ドライ 気温:20℃ 路面:26℃
2017年シーズンの第2戦アルゼンチンGPで、IDEMITSU Honda Team Asiaのカイルール・イダム・パウィは24位に。チームメートの中上貴晶は1周目に転倒を喫し、リタイアとなりました。
決勝日は、サーキット上空に厚い雲が覆ったものの、終日ドライコンディションを維持しました。午前のウォームアップで、中上は午後の決勝に向けて力強いラップタイムを刻むと、2番手タイムを記録しました。現地時間の午後2時20分(日本時間10日午前2時20分)にスタートした決勝レースのコンディションは、午前とほぼ同様の状況に。22番グリッドからスタートした中上は、序盤から一気にポジションアップを狙いましたが、1周目の1コーナーで転倒を喫したために、リタイアを余儀なくされました。パウィは苦しみながらも最後まで懸命のライディングを続け、完走を果たしました。
第3戦アメリカズGPは、4月21日(金)にフリー走行を行います。Moto2クラスのFP1は現地時間午前10時55分(日本時間22日午前0時55分)にスタートします。
カイルール・イダム・パウィ(24位 / 40'49.107 / +59.071)
「金曜から抱えていたフロントとリアの問題は、少しずつ改善方向に向かっているのですが、解決には至っておらず、厳しいレースになりました。この結果にはもちろん満足できませんが、なんとかがんばって最後まで走り終えることで、経験を積むことができました。次のレースで、現状の問題を解決したいと思います」
中上貴晶(DNF)
「午前のウォームアップでマシンのフィーリングがよくなったので、決勝に向けて戦える手応えをつかめたのですが、1周目の1コーナーで転倒してしまいました。週末を通してがんばってくれたチームに、申し訳ない気持ちでいっぱいです。また、路面を滑走していった僕のマシンが接触し、転倒に至らせてしまったレミー・ガードナー選手に対しても、本当に申し訳なく思っています。今回の反省を生かし、次のアメリカズGPでは優勝を目指します」
岡田忠之 チーム監督
「パウィは、問題の解決方向には進んでいますが、まだ気持ちよく走れるマシンにはなっていません。旋回性の問題であることは分かっているので、彼のためにも、次戦に向けて早急に問題を明確化できるよう、努力します。中上は後方ポジションからのスタートだったため、抱えていたリスクが転倒というかたちになってしまいました。今回のような予選位置にならないよう、今後はさらに気を引きしめて戦っていきます」